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もも定食(¥3,300/税込み)
メイン :白桃コロッケ
副菜 :ハーブサラダ(白桃ドレッシング)
白桃の白和え
白桃とモッツァレラの山椒風味
汁物 :白桃の冷たいスープ
デザート:白桃
ぶどう定食(¥ 3,300/税込み)
メイン :ピオーネの肉巻き~酢豚風~
副菜 :シャインマスカットとセロリのサラダ
ぶどうの白和え
ぶどうのベーコン巻き
汁物 :ピオーネのタラトル(冷製スープ)
デザート:ピオーネとシャインマスカット
※どちらもごはんは雑穀米での提供。白米への変更も可能。(白米の場合、量の変更も可。)
※それぞれ1日限定5食。
開発者のきゃらきゃらさんは、もも定食について「コロッケは白桃がじゃがいものコクを引き出してくれています。衣はサックリなのに、中はとろっとジューシーで新食感に仕上がりました。白桃の上品な甘さを1番感じられるのは冷製スープ」と話し、ぶどう定食は「(酢豚は)パイナップルの代わりにピオーネを使用しました。繊維質の多いパイナップルにくらべてジューシーで美味しく仕上がっています。それぞれの副菜は白和えにしたり、山椒を合わせたりと、和の要素をプラスしてご飯と合わせました」と、美味しさのポイントを教えてくれた。
また、「一番苦労したのはご飯と合わせること。パンやパスタだったら合いやすいと思うんですけど、定食っていうのがすごく難しかった。そんな中で、白桃とピオーネはくせの強い野菜やご飯との相性がすごく良くて、野菜やハーブが爽やかさを引き立ててくれたり、相乗効果で互いにすごく美味しくなる」など、開発での苦労や発見も語った。
中山さんは「晴れの国岡山という風に呼ばれています。温暖な気候と、先人たちから受け継いできた様々な栽培技術駆使して、県内ではとても高品質なおいしいフルーツがたくさん栽培されていいます。その新しいおいしさを追求しなきゃということで、ただただ食べるんじゃなくて、色々と加工して食べてみよう。新たな挑戦をしよう!と。その新たな魅力を皆様に知っていただくきっかけになればと思っています」と意気込みを語った。
美味しそうだけど、聞いているだけではなんとも味が想像できないフルーツ定食。実際に試食させていただいた。2つの定食をワンプレートで。
白桃コロッケは確かに衣がサクサク。中身はじゃがいものパサパサ感はなくしっとりしていて、かすかに白桃の風味を感じる。白桃の上品な甘みと、ベーコンの塩味がじゃがいもの旨みを引き出している。そのまま食べても美味しいのだが、塩コショウも合うのだとか。
ハーブサラダは白桃ドレッシングが優しい味わいで、ハーブとよく合う。
近年流行りだという白桃とモッツァレラの組み合わせには山椒を合わせてある。桃に山椒?と思ったのだが、食べてみると、優しい味わいに山椒のアクセントが絶妙だ。
どちらの定食にも冷製のスープがある。白桃のスープは、爽やかで優しい味わい。大人だけでなく子どもにも喜ばれそうだ。ぶどうのスープは、ピオーネを使い、きゅうりとヨーグルトを加えて、夏らしい爽やかな味わいになっていた。きゃらきゃらさんによると「きゅうりを入れると、爽やかな風味や食感だけでなく色もきれいに出る」のだとか。
シャインマスカットにセロリを合わせたサラダは、これまで食べたことがないほど爽やかだ。シャインマスカットの爽やかな甘さに、セロリの食感と香りがアクセントになっていてとても美味しい。
白和えは、ジューシーで上品な甘さがたまらない。おろしたレモンの皮が爽やかなアクセントになっていて、知らずに食べるとスイーツと勘違いしてしまいそうだ。
そして、筆者が一番衝撃を受けたのはピオーネの酢豚。お肉でピオーネを皮ごと包んであるのだが、タレの甘酸っぱさを感じたかと思うと、次の瞬間にピオーネのジューシーな甘さが口いっぱいに弾ける。濃厚な味わいが肉の旨みを引き立てていて、甘いのにしっかり主菜になっていてご飯をよく合う!酢豚のパイナップルが苦手という人もいるだろう。筆者も苦手ではないが好んで食べる感じでもない。でも、これは本当に美味い!これからは酢豚の具材はパイナップルではなくピオーネでお願いしたいくらいだ。
<きゃらきゃらさんプロフィール>
料理研究家。Nadia Artist。イタリアンシェフだった経験を活かし、企業のレシピ開発、テレビ出演などで活躍。かわいいスイーツや見た目にインパクトある料理のほか、最近は低糖質・ヘルシーレシピも発信。
フェア概要
<晴れの国おかやま・フルーツ食堂~もも定食・ぶどう定食~>
開催期間:2024年7月18日(木)~7月28日(日)
開催場所:岡山県アンテナショップ2階ビストロ・カフェ「ももてなし家」
東京都港区新橋一丁目11番7号新橋センタープレイス
内容:岡山県産のもも・ぶどうをそれぞれ使用した「もも定食」、「ぶどう定食」を提供。
各1日限定5食。なくなり次第終了。
公式HP :https://www.torioka.com
これまでは、そのまま食べたり、パフェなどスイーツで食べることがほとんどだったフルーツだが、ここまでしっかり食事になるとは本当に驚きだ。それぞれが持つ美味しさや特徴を活かし、これまでにない新しい白桃とぶどうの魅力が存分に引き出されていた。どちらもそのままのフルーツがデザートについているので、フルーツ本来の味と料理をじっくり味わうことができるのも楽しい。もちろん1Fのアンテナショップではフルーツの販売も行っているので、お土産に購入することもできる。今が旬の白桃とぶどうを味わい尽くすこのフェア、足を運んでみてはいかがだろうか。