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豊かな旨みときめ細かい肉質が特徴の鹿児島黒豚「黒の匠」。さつまいもを含んだ飼料で200日かけてじっくりと育てることで、やわらかく歯切れ良い赤身と融点の低い脂が生み出される。豚肉なのにさっぱりと食べられるので、年配の人にもおすすめだ。
融点が低いので、だしに軽く潜らせただけでこの通り。溶け出した脂の旨みはだしの中に広がり、おいしさはさらに倍増。
食べ放題コースでは、「黒の匠」のほかにも多数のお肉が注文可能。(写真左から)厳選牛しゃぶ、イベリコ豚しゃぶ。
こちらは本コースのもうひとつの主役「鶏節」。鶏を鰹節のように加工することで、鶏の持つ旨み成分が凝縮されるという。動物性の豊富な旨みを効率的に摂れるとあって、ラーメンのスープやイタリアンレストランなど様々な食のジャンルで話題になっている。
左が鶏節(右はしゃぶしゃぶ温野菜で一番人気の三代目極みだしに使われる手火山式本枯節)。見た目は鰹節と区別がつかない。旨みが濃く、深い味わいが特徴だ。
しゃぶしゃぶを彩る野菜は、初夏を感じさせてくれる旬野菜の中でも普段の生活ではあまり購入することがないであろうものも厳選。(手前から)白ナス、オクラ、黄色ズッキーニ。加熱するととろけるような食感になる白ナスは「トロなす」とも呼ばれ、しゃぶしゃぶにも最適。本コースでは、黒豚の脂が溶け出した鶏節だしをたっぷり吸って、旨みが染み込んだトロトロ感が味わえる。しゃぶしゃぶに適した切り方で提供される黄色ズッキーニは、加熱することで周りはシャキシャキ、中はトロリとした食感に。
途中の味変にピッタリな「実山椒(みざんしょう)だれ」。甘露煮のように煮た山椒に大根おろしを合わせたものだが、これが実に美味い。
辛い山椒を甘く煮ることで醸し出す爽やかな辛さがお肉をさらにパワーアップしてくれる。
〆は黒豚の旨みが溶け出しただしで作るラーメン。普通の鶏ガラスープのラーメンよりも濃厚な味わいで、コッテリ系が好きな人でも満足できるだろう。こちらにも実山椒だれが合う。
コース限定のスイーツは、ほろ苦い宇治抹茶ゼリーにホイップクリームとバニラアイスを合わせた和風パフェ。
希少な銘柄豚や盛りだくさんのメニューが食べ放題で3,980円(税抜)は絶対お得。一人前の食べきりセット『旬野菜と「黒の匠」しゃぶしゃぶ御膳』(税抜2,180円)も用意されているので、小職の人はそちらもチェックして。