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※The KANPAI TIMESからの転載です。
ノンアルコールドリンクは、お酒が体質的に飲めない方や苦手な方だけが飲むもの。そう思っていませんか?
Sober Curious「ソバーキュリアス」といって、お酒を飲める人があえて飲まない選択をするライフスタイルが欧米のミレニアル世代を中心に広まり、日本でも最近トレンドになりつつあるのです。
髙橋 弘晃 さん
ノンアルコール&低アルコール専門BAR「Low-Non-Bar」店長。複数のオーセンティックBARで経験後、クリエイティブなジャンルへと転身。バーテンダー歴十数年の豊富な知識・コンペティション受賞歴多数。
メニューは、自家製素材やハーブ、スパイスを中心としたクリエイティブなモクテル(=ノンアルコールカクテル)の数々。もちろんBARが初めての方にもおすすめ。お酒を飲めない方、飲まない方が一緒にゆったりとした時間を過ごせます。
髙橋さん:当店がオープンしたのは、2020年3月です。オープンしちょうど2,3週間で緊急事態宣言が発令されたため、時短営業や外食でお酒が提供できない状況へと世の中が変化した激動の時期でした。
元々3、4年かけて少しずつノンアルコールの魅力・良さを広めようとしていたのですが、緊急事態宣言が発令された事により、世間的に必要に駆られる事が想定よりも早くなりました。
髙橋さん:一般的に、BARに来るお客層の年齢層比率は、およそ30代~60代の男女だと思うのですが、当店の年齢層比率は20代-40代と若い世代が占めており、6~7割ほどが女性です。また、ノンアルコールを飲みに妊婦の方やご病気の方、親御さんがお子様に初めてのBAR文化を教える目的でご一緒に来店されたりなど幅広い層の方々にご利用頂いてます。
LOW NON BARでもメインに取り扱っているというノンアルコールカクテルですが、実は日本だけではなく世界中でじわじわと人気を集めているんです。
髙橋さん:ノンアルコールドリンクが流行している背景には、近年のライフスタイルが大きく影響しています。「Sober Curious(ソバーキュリアス)」ってご存じですか?お酒が飲めるにもかかわらず、"あえて飲まない”選択をすること、またそのような人やライフスタイルのことを表す言葉です。
2014年頃より欧米のミレニアル世代を中心に広まり、飲み方の多様性・あえて飲まない選択をする事がクール!と、最近では日本でもトレンドになってきています。
例えばアメリカではノンアルコールクラフトビールの市場が盛り上がっていて、ビアパブに行くと樽出しのノンアルコールビールもあります。。お酒を飲む人が、チェイサー代わりや、酔いをコントロールするアイテムとしても人気なんですよね。
働き方の変化により今まで無理をして飲んでいた人達が減り、飲まない選択肢が広がったことが、昨今ノンアル市場が盛り上がる理由の1つではないでしょうか。
そもそもお酒との関係は「無理をしない」事が大切ですよね。アルコールを飲んでも良いし、無理をして飲まなくても良い。選択の自由・多様な価値観を尊重する事がサステナビリティであり、近年の流れではないでしょうか?
ノンアルドリンクと聞くとこれまで日本の市場で発売されてきた商品は、お酒とはまるで別物であることが多かったですよね?ノンアルビールにノンアルワイン。様々な商品があるなかで、お酒を飲んでいる人にとっては少し物足りないなんてことも。
しかし、近年発売されているノンアルドリンクはお酒好きの人でも満足できる“本格派”なものが多いんです。
今回ご紹介するノンアルコールワイン「ヴィンテンス」もそんな本格ノンアルドリンクの1つ。
高橋さん:少し前までノンアルコールワインというのは割と葡萄ジュースのような甘いものが多い印象があります。普段お酒を呑んでいる方からするとジュース感が強く、食事とも合わせづらいので敬遠されてきたのでは無いでしょうか?
しかし「ヴィンテンス」の場合は、独自の脱アルコール製法で醸造されています。これは、一度普通のワインを醸造した後「真空蒸発技術」を用いてアルコールを0.0%まで除去できる特別な手法。真空状態だと通常の発酵温度とほぼ変わらない25-30度という低温でアルコールが蒸発するため、発酵由来の香りがしっかり残るのです。糖分もぐっと減り、料理にとても合わせやすい上品な辛口ワインのような香りがします。
ワイン特有の豊かなアロマと、芳醇で奥深い味わいを残しながらも、ノンアルコールを実現した大人の飲み物です。
渋みも優しく、普段お酒が飲めない方達にもちょうどよい優しい味わいです。
クランベリーやチェリーの華やかな香りからはじまり、深みのあるエレガントな果実味と滑らかなタンニンが感じられます。まさに“本物のワイン”と錯覚するクオリティ。赤身を使った肉料理やチーズによく合います。
軽やかでお料理にも合わせやすい味わい。LOW NON BARではノンアルコールカクテルにお出汁的な感覚で入れる事が多く、縁の下の力持ちのような存在です。
柑橘系とエキゾチックなフルーツが織りなす香りは“本物のワイン”を彷彿とさせます。ソーヴィニョン・ブランの華やかな特徴を見事に引き出しており、食前酒はもちろん魚介類や焼き鳥とも好相性です。
シャルドネを100%使用したヴィンテンス最高峰のスパークリング。程よい刺激の炭酸と豊かな香りで、スパークリングそのものを呑んでいるような感覚になります。ほかのノンアルコールに比べ甘みも酸味もナチュラル。
淡いゴールドの色調、きめ細かな泡立ち、洗練された果実味はまさにプレステージャンパーニュのよう。
ヴィンテンスの魅力を解説いただいたところで、誰でもご自宅でも簡単にできる、アレンジカクテルの新しい楽しみ方を高橋さんに教えて頂きました!
高橋さん:もちろん、そのまま飲んでも美味しいノンアルワイン「ヴィンテンス」ですが、アレンジしてカクテルのようにして楽しむのもオススメなんです。今回ご紹介するレシピはご家庭でもできるように工程を最小限にしてあり、ご自宅にあるグラスどれでも対応できる簡単ものなので気楽に是非楽しんでください。
※レモンはフレッシュでも、果汁100%の既製品でもOK。
※シュガーシロップはグラニュー糖60gに対して40mlの水で作った糖度60のものを使用。
<材料>
・ヴィンテンス カベルネソーヴィニヨン/適量
・レモンジュース/15ml
・シュガーシロップ/15ml
・水/30ml
<作り方>
1.ワイングラスに氷とレモン、シュガーシロップ、水を注ぎしっかりとかき混ぜる
2.スプーンなどを使い、浮かべるようにゆっくりとワインを注ぐ。
高橋さん:ワインとレモネードの割合は、1:1もしくは2:1を目安にお好みで調整してOKです。ワインを飲みたいけど、そこまで重たくしたくない時におすすめ。レモン由来の酸味がほどよく、飲み口がさっぱりしていますよ。
<材料>
・ヴィンテンス ソーヴィニヨンブラン/90ml
・*ハチミツ生姜コーディアル/小さじ4
・レモン/お好み
※ハチミツ生姜コーディアル 作り方
1.ハチミツ100gに熱湯50を注ぎ、よく撹拌する。
2.生姜を擦り、キッチンペーパーor目の細かい網などで生姜のジュースだけを濾す。
3. 2つを合わせたのち冷蔵保存。
<作り方>
1.すべての材料をブレンダーで混ぜ合わせる
2.氷を入れたグラスに注ぐ
高橋さん:シロップを仕込んでしまえば、あとは白ワインと混ぜるだけで完成する簡単カクテルです。寒い日にはホットにして飲むのもおすすめ!ホットの場合はシロップを一煮立ち程度温めればOK。ほのかに甘いハチミツの風味と、白ワインの旨さが引き立ったノンアルカクテルです。
<レシピ>
・ヴィンテンス スパークリング ブラン・ド・ブラン/60~90ml
・ 苺/約4粒
・紫蘇/1枚
・メープルシロップ/小さじ1
・レモンジュース/小さじ1
<作り方>
1.苺・紫蘇・メープルシロップ・レモンジュースをあわせてブレンダーにかける。
2.ワインを注ぎ、ブレンダーを一瞬回してからグラスに注ぐ。
高橋さん:スパークリングを使った、デザート感覚で楽しめる1杯です。アレンジの幅も広く、苺の代わりに金柑を入れたり、紫蘇の代わりにバジル(1枚)や山椒の葉(4~5枚)を入れるのもおすすめ!甘みと酸味のバランスがよく、なめらかでジューシーな美味しさです。スパークリングの味わいと紫蘇の香りが爽やかさを演出します。
お酒好きの人でも満足できる、本格的な味わいが特徴の「ヴィンテンス」。脱アルコール製法で造られているからこそ、ワイン本来の美味しさを感じることができるノンアルコールワインとして、これからの新定番になっていきそうな予感!
お酒が飲める人も飲めない人も、アルコールを取れない日に食事とともに楽しむ1杯としてぜひノンアルコールワイン&カクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ヴィンテンスの詳細はこちら店舗名 | LOW-NON-BAR |
住所 | 東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋 1F-S10 |
電話番号 | 03-4362-0377 |
営業時間 | 月~日/14:00~23:30 |
定休日 | 年中無休 |
公式HP |
提供:都光株式会社