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ゆで中華麺を買ってきて作る焼きそばは、簡単で美味しく、どの家庭でもよく作られるんではないでしょうか?
でも、中華麺を冷蔵庫に常備している家庭はあまり多くなく、焼きそば用に麺を購入する必要がありました。
今回、「焼きそばの麺は中華麺ではなく、パスタで作ったほうがツルシコでおすすめ!」という噂をキャッチ。本当に家に常備しているパスタで焼きそばが作れて違和感なくおいしいのか、中華麺に比べてツルシコなのか、実際に作って比べてチェックしてみましたよ!
焼きそばパスタの作り方は簡単。いつものように塩を入れたお湯でパスタを規定時間キッチリで茹でて、中華そばのかわりに焼きそばへ使うだけ。今回は、2Lのお湯に大さじ1の塩でパスタを茹でました。焼きそばに使うので、アルデンテではなく中まで火を通しておきましょう。
冷蔵庫にあった野菜を適当に炒めた上にゆであがったパスタを入れ、ソースを投入。ご家庭の作り方で作っちゃってください!
パスタにソースをかけるときにちょっとした心理的抵抗はありましたが、ソースを絡めるとコクのあるナポリタンのような感じになり、結構いいのでは? という出来上がりになりました。
麺以外同じ具材に、同じソース量で調理した焼きそば(左)と焼きそばパスタ(右)。味の違いはどんなもんでしょうか、実食してみます!
中華麺は少々細めの焼きそば用。ビニール袋に四角く入っており、ほぐすのに少し苦労するいつものタイプです。麺の表面がザラつきぎみで、ソースがよく絡み、安定のいつものおいしさ。
お箸で持ちあげると、中華麺同士が絡まりあい、モソッとした感触を少し感じます。
そしてこちらが、焼きそばパスタです! パスタと言われればなるほどと思うルックスですが、言われなければ気づかないかも……? 麺はパスタらしくちぢれ無しで、中華麺のように黄色くないためソースの色が心持ち明るく見えます。
お箸で持ち上げると、焼きそば中華麺との違いは歴然! つるつるっと持ち上がります。中華麺の香りがない分、ソースの香りと味がストレートに味わえる印象で、口の中でクニクニッとコシのある麺は、野菜の水分などでベタっと仕上がりがちな普通の焼きそばとは明らかに違うツルシコ感!
パスタで作ったことを伏せて、スタッフに試食を進めたところ、麺が中華麺ではないことに気付いた人は3人中1人。ソースの味が強いため、風味の違いはほとんど気にならないようです。
気づいた一人も、「ゆで麺ってどうしてもべたつくから家庭で作る焼きそばってべたついてて苦手なんだけど、この焼きそばは屋台や専門店で食べるみたいに麺がべたついてなくていいね!」というもの。簡単にべたつかずに焼きそばを作るのにもパスタは向いているようです。
試食してもらって約15分後、さて残りを自分で食べるか……というときに気付いたのが、麺のノビによる焼きそばのべたつきの違い!
中華麺の焼きそばは、お箸で持ち上げるとべたつきと絡まりでモソッとした感じに。味も、プラスチックの容器に入った作り置きの焼きそばのように麺感がすくなくモタモタッとしてしまいました。「あ、これ土曜日にお母さんが作り置きしていて電子レンジで温めた焼きそばだ……」と懐かしい気持ちに。
焼きそばパスタのほうは、最初のころのツルシコ感は控えめになったものの、橋で持ち上げるとちゃんと麺がスルスルっと持ち上がります。味もコシが弱まるものもちゃんとおいしい麺ですね。作り置きや、お弁当に入れるなら焼きそばパスタ一択なのでは? と思える優秀さでした!
作り比べてみた結果、焼きそばの麺をパスタにしても、味の違いはそんなに気にならず、ツルシコ感はパスタの圧勝、時間経過の麺のくっつきもパスタだとほとんど無しという優秀な結果に!
中華麺をわざわざ買わなくても家にストックしているパスタで焼きそばが簡単に作れれば、手軽な焼きそばがさらに身近に楽しむことができますよね。私は、これから焼きそばはパスタで作っていこうと思いました!