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『パインアメ』に紫外線を照射すると光る、というネタが話題になっているそう。これはパインアメに含まれる原材料に蛍光物質があるからですね(着色料のモナスカス色素かな?)。
紫外線をあてると光るというと、身近なものではエナジードリンクがあります。どんなふうに光るのでしょう? というか、なぜ光るのでしょうか?
とりあえずこんな感じに光ります。写真は暗い部屋でブラックライトを照射したときのもの。
すごくカラダに悪いものを飲んでいるみたいですね。
蛍光物質を含むエナドリでかき氷を作れば、こうなります。
なんか楽しいですよね。紫外線をあてるブラックライト等はオンラインショップでお安く買えますよ。
エナジードリンクが光る理由。それは一部のドリンクに成分として蛍光物質が入っているからです。
蛍光物質と聞くと、蛍光色ペンや漂白剤などに使われているイメージがありますね。でも実は自然界にもけっこう存在していて、人間にも皮脂とかあちこち光る箇所があったりします(光るからといって人工だ危険だという話にはならないのでご安心を)。
蛍光物質は紫外線や青い光などの波長の短くてエネルギーの強い光を吸収して、赤や黄、緑といった波長の長くてエネルギーの弱い光に変換して発光する性質を持っています。
エナジードリンクの場合は主にビタミンB2(リボフラビン)が蛍光物質として働いていて、これが黄緑色の光を発するんですね。
ちなみに、蛍光物質であるビタミンB2は光によって分解する性質があります。紫外線をあてるとどんどん壊れていくんです。瓶系のエナドリが光を遮る色になっているのはそのためですね。
エナドリや『パインアメ』以外にも蛍光物質を含む食品はいろいろあります。色もそれぞれですし、そもそも紫外線の波長によって反応する物質が違う場合も。
たとえば、着色料として「食用赤色106号」が使われている綿菓子用飴で作った綿菓子はこのような色に蛍光を発します。
元の飴がこれ。キレイというか毒々しいというか、とにかくはっきりと蛍光を帯びます。
こんな感じの光るフード(というか蛍光物質)、いろいろと試して探してみてはいかがでしょうか?