健康志向な人を中心にカフェイン無しのコーヒー=デカフェが注目を集めています。カフェインレスコーヒーそのものは昔からありましたが、ここ数年で一気に浸透して、スーパーなどで手軽に買えるようになり、提供する喫茶店も増えてきました。「カフェインは取り過ぎたくないけどコーヒー飲みたい」という人が多くなってきたのかもしれませんね。


そんなカフェインレス、デカフェ市場にミスタードーナツが参入しました。あま〜いドーナツとコーヒーはベストパートナーですから、選択肢が増えたのはありがたいところです。


でも、お味はどうなの? ちゃんとコーヒーとして楽しめるの? ってところが気になったので、通常の『ミスド ブレンドコーヒー』と新製品『カフェインレスコーヒー』を飲み比べてみました!



ミスタードーナツ『カフェインレスコーヒー(カフェイン97%カット)』302円


おすすめ度 ★★★☆☆



商品情報



  • 価格 302円(税込)

  • カット率 97%

  • 除去方法 超臨界二酸化炭素抽出法


お値段は302円。普通のブレンドコーヒーは270円なので、ちょっと高めになっていますね。また店内でも、「おかわり」はできません。これはちょっと残念……。カフェイン除去の工程が増えるので、仕方がないところかもしれません。



また、今回はテイクアウトで2カップずつ購入したのですが、カフェインレスコーヒー(写真左)のほうがやや分量が少なめでした。


ライトだけど後味はいい感じ


肝心のお味は、カフェイン除去の影響もあるのか、マイルド&さっぱり系です。


▲カフェインレス(左)は明らかに色が薄い。


ブレンドコーヒーと比べると苦味・コクは弱めで、かなり薄目に感じる人もいるかもしれません。ただし苦味が少ない分、「ちょっと甘みがあってさわやかなコーヒー豆の香り」が感じやすく、アメリカンが好きな人ならフィットすると思いますよ。酸味も少ないので、苦手な人はあまりいないはず。


ただスタッフ一同に味見してもらうと、



  • コーヒー苦手女子「え、これコーヒーなの? おいしくないけど飲める……」

  • コーヒー普通男子「コーヒーって言っていいんですか……コーヒー風味のお湯?」

  • 深煎り派男子「まぁ、デカフェはこのくらいの味が多いけど、もうちょっと頑張れない?」


概ね……不評。デカフェはカフェイン除去工程で風味が飛びがちですからね。デカフェを知らない人が飲んだら、確かに面食らうことは想像できます。


「超臨界~」って強そう!?


現在、主流となっているカフェイン除去方法は「水抽出法」「スイス・ウォーター・プロセス」などと呼ばれる、水を使うやり方です。スタバのデカフェはこの方法を採用しています。


一方、ミスドのカフェインレスコーヒーは「超臨界二酸化炭素抽出法」。なんだかすごい字面……。


少し調べてみると、圧力をかけて超臨界状態にした二酸化炭素でカフェインを抽出するという方法の模様。元が二酸化炭素なので、健康への影響は無さそうですね。


水抽出法よりも新しい手法で、味や香りへの影響も少ないと言われています。


気軽にカフェインレスが頼めるのはうれしい!


デカフェ、カフェインレスが浸透してきたとは言っても、まだまだどこでも飲めるという状態ではありません。それが全国に展開するミスドで頼めるようになったというのは、「妊娠中でカフェインは採れない」「刺激物は控えたい」「眠れなくなるのは困る」といった方々には朗報でしょう。


どっしりした深煎りコーヒーが好きな人にはおすすめできませんが、デカフェとしては違和感のある味ではありません。ミスドで新たに加わったカフェインレスという選択肢、ぜひ覚えておきましょう。


情報提供元: ミトク
記事名:「 【ミスド】ついに登場した「カフェインレスコーヒー」はどんな味? 飲みやすさ重視の薄口デカフェだった