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早い旨いの時短グルメ、立ち食いそば。日ごろお世話になっているという方、つゆは飲み干す派ですか? おいしくて当然のごとくグググ〜っと飲み干しちゃうことが多いのですが、塩分の摂りすぎには注意したいところです。
ちょっと気になったので、立ち食いそばチェーンの「かけそば」の塩分濃度をチェックしてみました。
富士そば、小諸そば、ゆで太郎の3チェーンで「かけそば」を注文し(写真は月見そばですがっ)、タニタ製塩分計(SO-304)を使い、そばを食べる前のつゆと残りつゆの塩分濃度をチェック。各チェーン2店舗ずつチェックしたところ、店舗間での差がほとんどなかったため、1店舗の数値を採用しています。塩分に関する情報は以下のとおり。
※本検証企画における塩分濃度は簡易計測によるものであり、すべての店舗で同様の結果が出ることを保証するものではありません。あくまでも目安として、雑学程度の感覚で参考にしていただければと思います。
立ち食いそばといえば富士そば。店舗ごとに妙なオリジナルメニューがあったりします。コンサバのようでアグレッシブなんです。あ、「名代」は「なだい」と読みます。評判が高いの意ですね。
塩分濃度は0.9〜1.1%、残りつゆのほうが高めの値です。かけそば一杯のつゆ量を300cc程度と想定すると、富士そば流かけそば一杯の食塩は2.7〜3.3グラムほどになりますね。
富士そば派か小諸(こもろ)そば派か? 東京・神田にある編集部界隈ではわりとそんな議論が起きたり。スタッフ女子によれば、小諸そばのほうが入りやすいらしい。ふーん。
塩分濃度は0.7〜1.1%。やはり残りつゆのほうが塩分が凝縮されるせいか高濃度な数値が出ます。かけそば一杯のつゆ量を300cc程度と想定すると、小諸そば流かけそば一杯の食塩は2.1〜3.3グラムほどになりますね。
ちかごろ編集部界隈でも増えてきている気がする、ゆで太郎。わりと店舗広めでゆったり座れるので重宝してます。ちょいと細めの蕎麦は他のチェーンにない食感ですかね。
塩分濃度は0.9〜1.1%。かけそば一杯のつゆ量を300cc程度と想定すると、ゆで太郎流かけそば一杯の食塩は2.7〜3.3グラムほどになります。
各店のかけそば塩分濃度をまとめてみましょう。
どのチェーンもほとんど同程度の塩分濃度に調整されていました。いずれもべらぼうに高濃度というわけではありませんね(カップラーメンも0.9%程度)。おそらく今回チェックしたチェーン以外でも似た数値になるのではないかと思います。
ただ、飲み干してOKか? という判断はまた別。残りつゆは塩分が濃くなるので、これを控えるだけでもけっこうな減塩になる点は覚えておきたいところ。たとえば、残りつゆが150ccで塩分濃度1.1%なら、約1.65グラムの減塩になりますね。
以上、立ち食いそばの塩分濃度レポートでした。最近は座れる店舗だらけですけど。
※で、ここまでやって、小諸そばが栄養成分表示を公開していることに気づく。かけそばの塩分相当量は3.2グラム。だいたい合ってました。
一部スタッフが足繁く通う六文そば。ここの春菊天そば(ときどきゲソプラス)がたまりません。地味にチェーン展開しています。
塩分濃度は1.1〜1.3%と他チェーンと比べると高め。かけそば一杯のつゆ量を300cc程度と想定すると、六文そば流かけそば一杯の食塩は3.3〜3.9グラムほどになります。ふむ。ちょっと塩辛いなとは思ってた。ごちそうさま。