【鉄道のアレ】私鉄の完乗を目指す! 大手私鉄「フリーキップ」活用リスト
完乗の楽しさは私鉄にもあります。複数の路線を持つ大手私鉄は距離も長いのでフリーキップを活用して、乗りつぶしていくのが得策です。ところが、フリーキップを発売している大手私鉄は意外と少ないのです。その中から、完乗に活用できる大手私鉄のフリーキップをピックアップしました。
大手私鉄のフリーキップ
東武鉄道「ふらっと両毛東武フリーパス」2,400円(浅草駅発の場合) / 有効日数 連続する3日間
東武伊勢崎線(茂林寺前駅以北)、佐野線、桐生線、小泉線の両毛地区がフリーエリア。3日間あるので支線制覇にピッタリ。発駅から茂林寺前駅までの往復を含むため、発駅によって価格が異なる。エリア内6社のバスにも乗れる
東京急行電鉄「東急ワンデーオープンチケット」660円 / 有効日数1日
東急全線が1日乗り降り自由。鉄道線7路線だけではなく、軌道線の世田谷線にも乗車可能。東急は環状に乗車できる区間が少ないが、トータルで104.9キロなので1日で全線完乗できる
名古屋鉄道「まる乗り1DAYフリーきっぷ」3,100円 / 有効日数1日
名鉄全線に乗れる1日乗車券。10~16時なら別途キップを購入することなく、名鉄特急の特別車にも乗れる。ただし、総路線は444キロあるので、1日での全線乗りつぶしは至難の業だ
阪急電鉄・阪神電気鉄道「阪急阪神1dayパス」1,200円 / 有効日数1日
経営統合した阪急電鉄と阪神電気鉄道の全線に加えて、神戸高速鉄道全線まで、京都・大阪・神戸の3都市間が1日乗り降り自由な超お得なキップ。始発から乗れば3社の完乗ができる
JR九州「旅名人の九州満喫きっぷ」10,800円(1日分が3回)
JR九州の全線(快速・普通列車)と九州の全私鉄の1日乗り放題が3回分。青春18きっぷの九州全域版といえる。九州の私鉄15社(地下鉄、路面電車、モノレール含む)は各地に点在するので、このキップでJRの完乗を兼ねて私鉄を乗りつぶしていくのが正解だ
他にもこんなキップが! 日本最長私鉄を3日間でお得に完乗する「近鉄週末フリーパス」4,100円(連続3日間有効)
総営業キロ数が500キロを越える最長私鉄の近畿日本鉄道。その全線乗り降り自由なキップが「近鉄週末フリーパス」だ。近畿&東海地方の2府3県に長大な路線網を持つ近鉄だが、別途特急券を購入して特急を利用すれば、3日間あるので完乗できる。青春18きっぷと組み合わせて、名古屋~大阪間の移動を兼ねて、活用すればより効果的に乗りつぶせる。
ただし、乗車当日は購入できないので、青春18きっぷ組は、近畿日本ツーリストで事前購入しておくのがポイントだ。
(記事提供元:月刊ラジオライフ2016年5月号より一部修正)