- 週間ランキング
「北海道フリーパス」は、連続7日間、JR北海道全線乗り降り自由。特急にも乗車できるお得なキップです。これ1枚でJR北海道が完乗できます。今回提案するのは、北海道新幹線で北海道へ乗り入れるプランです。
東京駅から「はやぶさ1号」に乗って新函館北斗駅に入り、北海道フリーパスを使った7日間の旅がスタートします。北海道の鉄旅で厄介なのは、ダイヤ改正で普通列車の本数がさらに少なくなっていること。閑散路線の乗車に特急が使える強みが活きてきます。
函館駅から通称”山線”を通って小樽駅まで。
朝の1往復しか運行されない札沼線の末端区間を完乗します。終点の新十津川駅からは4kmほど離れた滝川駅まで徒歩移動です。1時間かかりますが、札沼線で戻るよりも効率がいいからです。そして廃線が迫る留萌本線の留萌駅~増毛駅間を制覇し、宗谷本線の音威子府駅まで北上して終了です。
宗谷本線を往復し、富良野線と石勝線、千歳線の空港支線にも乗っておきます。
今回のプランのクライマックス“日本最長普通列車2429Dの旅”です。9時40分に滝川駅を出て、終点の釧路駅には18時56分着。約9時間も乗りっぱなしで、さらに乗り継いで根室駅まで行きます。
釧網本線、石北線、室蘭本線と制覇します。
意外な難敵、日高本線。鵡川駅~様似駅間が運休中なので、代行バスを乗り継ぎます。本数が少ないため、日高本線の往復だけで1日仕事です。
石勝線を夕張駅まで往復。特急「すずらん」と「スーパー北斗」を乗り継げば、夕方までには新函館北斗駅に到着です。そのまま新幹線に乗れば東京駅へ。
* * *
ジャスト7日間で東京から出発する北海道完乗の旅。北海道新幹線開業で可能になったハードな乗り鉄プランです。
(記事提供元:月刊ラジオライフ2016年5月号より一部修正)