- 週間ランキング
いまどきのゲームは超美麗映像なんて当たり前! みんなフルHD対応テレビで楽しんでいることでしょう。でも「音」は? 作りこまれたハイクオリティサウンドはテレビ内蔵スピーカーでは存分に再現できない。その真の音を引き出すべく、AVerMedia製ゲーミングスピーカー『バリスタ GS315』を試してみることにしました。
同機の実力を検証するのは、ゲーム音楽レジェンド・国本剛章氏。『スターソルジャー』や『チャレンジャー』などファミコンの名作で楽曲を手がけた方です。ゲーミングスピーカーの音は“買う価値”があるものなのか? 黎明期からゲーム音楽に携わってきた国本氏が、最新ゲームだけでなく、レトロゲームまで含めて、音の違いを評価しますよ!
(※本企画はアバーメディア・テクノロジーズ株式会社提供によるPR記事です)
ゲーム音楽レジェンド・国本氏に試してもらったスピーカーは、AVerMedia(アバーメディア)の『BALLISTA(バリスタ) GS315』。ゲームサウンドに最適化された2.1ch対応スピーカー。銃撃音や爆発音などのリアル感を高めたり、音量を絞っても音が明瞭に聴こえるモードを搭載したりと、サウンド面でゲームプレイの臨場感を増してくれます。構成パーツはコントロールボックス、サブウーファー、サテライトスピーカー2基。総合出力77W。実売価格は20,000円弱ほど。
サウンド調整を行なう「コントロールボックス」。ボリューム・高音域・低音域のツマミ、小音量でも各音域がはっきり聞こえる「アサシンモード」ボタン、なにげにベンリな前面イヤホンジャックを搭載しています。
前面・背面あわせて入力はAUX×2、RCA、マイク、出力はAUX、マイク。光デジタル端子が無いのは賛否分かれるところでしょうか。接続パターンについてはこちらをどうぞ。
出力14.5Wのサテライトスピーカーが2基。赤のラインがゲーミングアイテムっぽい?
重低音をうみだす48W出力サブウーファー。存在感のあるサイズですが、通常は床置きするなど、目立たない場所の設置でOK。
AVerMedia ゲーミングスピーカー Ballista(バリスタ) GS315 SP654 GS315
ファミコン世代には懐かしい『スターソルジャー』や『チャレンジャー』などの音楽を手がけた、まさにゲーム音楽界のレジェンド、国本剛章氏が『バリスタ GS315』をテストします!
テレビ内蔵スピーカーと『バリスタ G315』とではゲームプレイ時のサウンド・クオリティがどう変わるのか? 国本氏には以下のゲームで聴き比べてもらいました!
・PC『World or Tanks』
・PS4『メタルギアソリッドV』
・PS『ファイナルファンタジーVII』
・FC『スターソルジャー』
・おまけ)FC『ボンバーマン』
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
結果はいかに!?
戦車対戦のオンラインゲーム『World of Tanks(WoT)』はリアルな戦車描写が特徴。造形の再現にとどまらず、車輌ごとに砲撃音が異なり、エンジン音や履帯の走行音も路面状況(砂利道や土)で変わるなど、非常にリアルな音が追求されています。『バリスタ GS315』はまさにそうした効果音の迫力を増すことがウリ。実際に体験してみると、『WoT』が戦車に注いだ“こだわり”を存分に実感! 火砲があげる咆哮、車輌走行音、どれもが同じゲームとは思えないほど迫力も重厚感も劇的に変化。テレビ内蔵スピーカーのみでプレイしていたら「『WoT』本来の音を知らないまま終わる」ことになりますね。
まさかこれほどまでに音の情報量が違うとは……。TV内蔵スピーカーから聞こえていた音楽やSEがいかに混沌としたものだったかがよくわかる。『バリスタ GS315』に切り替えた途端、すべての音の個性がはっきりと伝わってきました。奥行きのある音響は、射撃位置ごとに変わる反響音を作り出し、距離感の把握にも役立つ。プレイに必要な情報です。小島監督は『MGSV』を作りこむうえで当然サウンドにも情熱を注ぎ込んだはず。そのこだわり、普通のスピーカー向けには(たぶん)作られていないはず。フルHD対応テレビで高精細映像を映しだしても、音だけはチープな内蔵スピーカー……ではゲーム体験が台無し。本当の『MGSV』を知ってほしいですね。(PS4に接続する場合、テレビ経由になってしまうのは残念ですが、それでも音がまったく違う)
・
・
・
さて、ここからは……
レトロゲーム機の出番です!
発売からおよそ20年。初代プレイステーションのゲームサウンドも最新ゲーミングスピーカーで変わるのか。いわゆる次世代機以降、ハードが扱える音色が一気に豊かになり、高品質なスピーカーでなければ、サウンド本来の実力を引き出せない部分もありそう。名曲が詰まったRPG『ファイナルファンタジーVII』で試してみたところ、確かにその効果が感じられました。音の左右の広がりがまったく違う。ステレオ感が格段に向上するんです。スピーカー設置間隔が非常に短いテレビ内蔵スピーカーではその差異は感じにくかったはず。サブウーファーによって音の厚みが出るのは当然として、高音部の実力も実感できました。
80年代をファミっ子として過ごしたヒトにはおなじみのシューティングゲーム『スターソルジャー』。そのBGMを作曲したのが国本氏! 果たしてレジェンド自らが手がけた往年の8ビットサウンドは最新ゲーミングスピーカーとどんな相性を見せてくれるのかと期待したら……効果音が段違いの迫力に!! ショットや撃破時のSEがいまどきのゲームのよう。これには国本氏も驚愕。確かに『バリスタ GS315』は爆発音などの効果音系を際立たせる特徴を持つが、レトロゲーム機とはミスマッチと見ていただけに、思わぬ収穫と言えそうです。
最後におまけ。ファミコンでも効果音の迫力が増すなら試さずにはいられない! というわけで……『ボンバーマン』をカセットオン!! 爆弾をセットして起爆を待つと……ズウゥゥゥゥン!!!! 笑っちゃうくらいの爆発音が腹に響く(笑) この迫力は、元の効果音をしっかり作っていたことの証でもありますね。国本氏も、当時の開発スタッフが爆発音に相当気を配っていた意外な事実に驚くばかりでした。
最新ゲームからレトロゲームまで、『バリスタ GS315』を通したサウンド聴き比べを実施した結論は、「最新ゲームの本当の楽しさはスピーカーにも気を使わない味わえない!」。映像の良し悪しは気付きやすいですが、サウンドについては「それが本来の音なのか」わかりにくい。おそらく、スピーカーをつなげて初めて、こんな音だったのかと驚く人がほとんどなのではないでしょうか。
スピーカーを用意するとはいっても、オーディオの世界は上を見れば際限がない。AVerMedia『バリスタ GS315』は20,000円弱ほど。ゲームサウンドを存分に楽しめる実力に加え、ゲーム以外でも映画などでも良質な音を提供してくれるので、日常的に活躍できるオールラウンドプレーヤーとして性能、価格ともにバランスのとれたスピーカーと言えるでしょう。
AVerMedia ゲーミングスピーカー Ballista(バリスタ) GS315 SP654 GS315
よりお求めやすい価格の『バリスタ G310』も!
2.1chゲーミングスピーカー『バリスタ』シリーズには、よりお求めやすい価格の『GS310』もラインナップされています。定格出力40Wと抑えめなほか、機能面では「アサシンモード」と高音域の調整ツマミが省略されていますが、テレビ内蔵スピーカーよりはずっと高性能。実売価格は12,000円前後。予算次第ではこちらを選ぶのもアリでしょう。
AVerMedia ゲーミングスピーカー Ballista(バリスタ) GS310 SP657 GS310