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家電量販店ヨドバシカメラのオリジナルアルカリ乾電池が販売されているのはご存じでしょうか。
ヨドバシカメラでは多数の乾電池を取り扱っていますが、よく見ればプライベートブランド品もあるじゃないですか。単3形が4本で300円。けっこうお買い得。でも、大手メーカー品の多い売り場だし、安いとはいえ選ぶ価値はあるのでしょうか。
というわけで『ヨドバシカメラ アルカリ乾電池』をガチ検証してみました。
検証|ハンダマスターかしま
電池の被覆を剥がして、マイナス側のかしめ加工と、ガス抜き穴の形状をチェック。 加工形状が同じであれば、製造会社が同系列であることがわかる。
終止電圧0.9Vになるまでの放電グラフ(2回のテスト中、好結果の数値を採用)。サンプルデータは「金パナ」(パナソニック)のもの。試験環境は以下のとおり。
本検証における放電試験の装置。放電完了とみなす終止電圧(電池の寿命となる電圧)はアルカリ乾電池などの一次電池の場合は0.9V。2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測。終止電圧が0.9Vになるまでの時間を計測した。
結論からいえば、『ヨドバシカメラ アルカリ乾電池』は買って損のないアルカリ乾電池だろう。
『ヨドバシ電池』の実測容量は1,581mAh。過去にガチ検証してきたモデルと比べても上位の部類に入る結果だ。1Ahあたりの単価は47.4円。コンビニや家電量販店に並ぶ電池の中ではもっともコスパの良いモデルとなった(もちろん100円ショップ系商品とは比較にならいないのだが)。
ただし、60分後電圧が1.07Vで、パワーの低下が早い点は気になるところ。それでも低下後は比較的安定した持続性も見られた。
ちなみに、同価格帯の商品であるセブン-イレブン「セブンプレミアム」(4本307円)、ローソン「ビッグキャパ アルファ」(4本308円)と比べると、今回の検証では『ヨドバシ電池』のほうが若干良好な結果。それでも、身近なコンビニを捨てて、わざわざヨドバシカメラまで買いに行くほどの差ではない。とりあえずヨドバシカメラへ行く機会があったらついでにチェックしてみる程度でよいだろう。その際は購入しても損のない商品だ。
※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。