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製菓メーカーのユーハイムは12月23日~25日、クリスマス限定のデコレーションケーキを販売する。予約受付は店舗ごとに異なり、順次開始する見込み。
【写真】ユーハイムが展開するクリスマスケーキ、他イメージ7枚はこちらユーハイムは日本創業100周年を機に、純正な素材を使い、自然な味わいの菓子作りの追求をあらためて宣言。2023年は、クリスマスのデコレーションケーキ(ホールケーキ)のサンタクロース飾りをビスケットに変更する。
ユーハイムでは約50年前から「食品添加物に頼らず、自然の材料を使って作る」という菓子作りの哲学「純正自然」を掲げている。ユーハイムは昨年まで18年間、デコレーションケーキにサンタクロースのシュガーオーナメントを使用。これは置くだけでクリスマスらしい演出ができる便利さの一方で、製造に着色料などの食品添加物が欠かせないため「議論の的となっていた」(同社)。
シュガーオーナメントのサンタクロースの代替案は、社内で長らく議論されてきました。「いっそサンタをなくしてはどうか?」「サンタがいないクリスマスケーキなんて考えられない」「紙製のケーキピックを使ってはどうか?」「菓子屋としてケーキに食べられないパーツを増やすのは問題だと思う」など、意見はさまざまだったという。
しかし2023年、ユーハイムはついにひとつの結論にたどり着き、手作業でサンタのビスケットを作ることを決めた。職人たちが、一年で一番忙しいクリスマスに、バターや小麦粉など純正な材料で生地を作り、サンタを型抜きし、ひとつひとつ表面に卵を塗り、オーブンで焼き上げ、溶かしたチョコレートを裏打ちする。効率は悪く、生産性に逆行する取り組みだ。
しかし、ビスケットはバウムクーヘンと並び、ユーハイムが最も得意とするお菓子の一つ。ユーハイムがクリスマスデコレーションケーキのおいしさを追求し、自信を持って提供すべく、ビスケットのサンタクロースの起用がベストであると社内の意見が一致し、この決断に踏み切ったという。
2023年、当社の長年の夢であった「純正自然」なクリスマスデコレーションケーキが実現。バターが香るビスケットのサンタクロースたちが展開される。
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