【11月4日発売】“こたつの良き友” に。オラホビールの冬限定ビールをひと足先に飲んでみた!
ここ数週間で急に寒くなってきました。都心では紅葉もまだこれからですが、テレビのニュースで初冠雪の話題を見ていたら、本格的な冬を迎える前にほんのり雪化粧の山頂を眺めたくなって、長野県まで出かけました。
頭に白い雪をまとったアルプスをバックに飲むのは、同じ長野県にあるOH!LA!HO BEER(以下、オラホビール)から発売される、冬の限定商品『ビエール・ド・雷電季節仕込みビール 冬仕込みポーター』です。
季節ごとに異なるスタイルで登場するオラホビールの缶ビール。この冬限定の「雷電」をご紹介します。
「季節仕込み」冬のこだわり
冷えこむ冬の日を思わせる缶は、白色を基調に、伝説の力士「雷電為右衛門」のイラストと雪の結晶がきらめくデザイン。
季節ごとにテーマのあるオラホビール季節仕込みビールですが、缶に書かれた冬の一節は、「冬には、厳寒の日にしみじみ味わえる深いビールとする。こたつの良き友とすべし!」です。 秋仕込みはホップ、冬仕込みはモルトと、ビール主原料の特性を引き出したふり幅のある展開に期待が高まります。 そして、今回は同バンドよりもう一曲。
以前にご紹介した、秋の雷電『秋仕込みIPA』は、自家製ホップを前面に押し出した心地よい苦みのビールでしたが、今回の冬仕込みではスタイルをガラっと替えて、モルトにこだわったポータースタイルです。
グラスに注ぐと、白の缶とのコントラストが際立つ黒ビール。注ぐ瞬間ダークブラウンの液体も、グラスに収まると向こう側が見えないほどの漆黒に。泡は柔らかなモカブラウンです。白い缶に入った黒ビールは、いままで見かけたことが無かったので新鮮に感じました。2種類のロースト麦芽を贅沢に使ったポーター
さっそく飲んでみると、少し甘みを感じさせる香りのビールで炭酸感はほとんど感じません。キレではなくコクを堪能すべくゆっくりと口から喉へ。アルコールは色のイメージほど強くはありませんがしっかりとしたボディです。
ホップや副原料による複雑なバランスのビールではなく、ロースト麦芽の深みのある味わいをシンプルに楽しめます。ロースト麦芽からはコーヒーやビターチョコレートなどを思わせる風味があり、温度の変化によって様々な表情が現れてきます。あと味は余韻を残しつつも、比較的すっきり感じました。
今回の雷電は、黒ビール呼ばれる中でも、イギリスの荷運び人が好んで飲んだことから付けられた「ポーター」というビアスタイルにあたります。他にもスタウト、デュンケル、ブラックIPAなど黒っぽいビールにも様々ありますので、気になる方はこちらをご覧ください。一緒に食べたいおつまみは?
ブラックペッパーとチリのチョコレートムース麦芽由来のコクや風味豊かな「冬仕込みポーター」を、身近なスイーツと合わせてみてはいかがでしょう。販売元の『オラホビール』からは、ほろ苦さの相性が良いガトーショコラと合わせたり、バニラアイスにポーターを注いでアフォガード風にしたり、デザートのペアリングをおすすめ頂きました。
ビール女子からは、ビアパーティーにぴったりな甘い!辛い!塩っぱい!の不思議なおつまみをご紹介します。ビールと交互に少しづつ食べていると、無限ループに陥ってしまいそうになるのでご注意くださいね。
レシピはこちら一緒に聴きたい音楽は?
SAKEROCK “Ballad”星野源やハマケンによるインストゥルメンタルバンドSAKEROCKのスローナンバーは、冬仕込みポーターの濃厚で落ち着いたムードにぴったりです。トロンボーンの深みあふれる音色とともに、ゆったりとした時間が流れます。
SAKEROCK“Alcohol Waltz”先程のナンバーよりもアップテンポで陽気な楽曲は、ほろ酔い気分で体を揺らしたくなります。1枚のアルバム中で色々な表情を見せるアーティストと同じように、飲み方(温度や飲むスピード)でこのビールの印象はかなり変わってきますので、ぜひ音楽と共に、ビールの味わいの変化をゆっくりお楽しみください。しみじみ味わえる深いビールを探求
ビエール・ド・雷電季節仕込みビール「冬仕込みポーター」は、シチューや根菜の煮込みなど冬のあったか料理と相性が良いだけでなく、食後のデザートと合わせることもできる守備範囲の広いビールです。
温度の変化によって様々な表情が楽しめるので、冷蔵庫で冷やしたり、気温にもよりますがベランダの外気に少し置いてからあたたかな部屋で飲んだりとバリエーション豊かにお楽しみください。
今回はブランケットを持ち出して屋外で飲んでみましたが、風呂上がりに音楽を聴きながら飲んだり、ゆったりとビール片手に映画や読書もいいですね。「冬仕込みポーター」はこの冬、いろんなシチュエーションに寄り添うビールになりそうです。 『ビエール・ド・雷電 季節仕込みビール 冬仕込みポーター』