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12月5日、アメリカのRockster Games社は、「Grand Theft Auto Ⅵ」のトレーラーをYoutube上に公開しました。10年以上の時を経たシリーズ新作ということもあり、非常に高い注目を集めています。
トレーラーでは、「バイスシティ」という架空の町を舞台に、アメリカの人々の様子が描かれています。現代らしく、SNSの投稿や生配信を模したシーンも。都会でクラブやプールなどに集まる人たちの生活が描かれる一方、雄大な大自然を写したシーンもあり、グラフィックやアニメーションの品質や自然さがうかがえます。
またトレーラーでは、ルシアという女性が登場しており、シリーズ初の女性主人公が登場するのではないかと話題になっています。
トレーラーではリリースの日にちも発表され、2025年に発売予定とのことです。
その注目度の高さから、GTA6のトレーラーは数々の記録を打ち立てています。
トレーラー公開の翌日、12月6日時点で、Youtubeの再生数はすでに再生回数は一億回を超えていました。海外のサイトによると、これまで公開されたどのゲームトレーラーよりも早く、一億回再生に達したとのことです。
また、12月12日の時点では、動画は1億4,200万もの視聴回数を達成しました。この数字は、これまでYoutube上で公開されたゲームトレーラーの中で、最も高い数字です。
Youtubeの発表によると、GTA6関連の動画も伸びを見せており、これまで合計2億5,000万回以上の再生数を記録したとのことです。
Youtubeでは、Rockstar Gamesの元アニメーターであるMike York氏が、トレーラーへの感想を述べる動画がアップされました。海外ゲームニュース大手、IGNがまとめています。
York氏によると、トレーラーの映像はムービーシーンを切り取ったものではなく、実際にゲームをプレイしたときに見られる映像だということです。
ほかのゲームのトレーラー映像には、プリレンダリングの映像が使われることがあります。プリレンダリング映像とは、事前に生成されているCG映像という意味で、ゲームのムービーシーンなどで使用されます。これに対して、ゲームをプレイしているときの映像はリアルタイムCGといいます。
York氏いわく、Grand Theft Autoシリーズはプリレンダリング映像を用意せず、リアルタイムCGですべてを再現するというこだわりがあるとのこと。そのため、トレーラー映像に映っている人々や町並みは、すべてプレイ中に接触できるものであることが予想できます。またYork氏は、このグラフィックを実現させるために、開発期間が長くなったのだと分析しています。
動画ではNPCの動きにも触れていて、リアルタイムCGにもかかわらず、髪など処理が難しいものも極めて自然に動いていることが賞賛されています。また、NPCの動きをよりリアルにするために、大量のアニメーションを制作しているのだろうという予測がなされています。
GTAシリーズの新作トレーラーについての情報をまとめました。
10年以上の時を経て公開された新作は、大きな注目を集めています。特にそのグラフィックからは、開発に長い年月をかけただけの、高いクオリティが見て取れます。
注目度の高さから、Youtubeのトレーラー映像は、数々の記録を打ち立てました。
2025年発売となるビッグタイトルに注目です。