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複数の生徒が、図書室で机をたたいたりして騒いでいたため、前を通りかかった女性教員(59)が中に入った。
その後、教員が「静かにするように」と注意したが、生徒は従わず教員に暴言を浴びせた。
それに怒った教員は、持っていたファイルと牛乳パックを、机にたたきつけたという。
その際に、パックがつぶれて破れ、牛乳が生徒にかかってしまった。
すると、生徒が激高し机に乗り、教員のあご付近をひざ蹴りしたため、教員は転倒。
学校には、救急車とパトカーが駆けつけ騒然となった。
生徒は、警察に連行され取り調べを受けた後、保護者に引き渡された。
警察は、被害を受けた教員やほかの生徒からも事情を聞き、19日に傷害の疑いで加害生徒を逮捕。
警察の調べに生徒は「牛乳をかけられ腹が立った」と話し、容疑を認めている。
なお、教員は頚椎ねんざなどのけがを負い、全治2週間の診断。
事件翌日から教壇に立ったが、首にコルセットを巻いており、痛々しい姿だったという。
市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「事件が起きた日に、緊急の全校集会を開き、状況を説明した。生徒たちも教員も相当なショックを受けている」と語った。
現在、スクールカウンセラーが中心となって、生徒の心のケアに努めている。