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そして地球へ帰還した後までを密着したドキュメンタリー映画で、前澤氏とともに宇宙へ行った平野氏が監督を務めた。
6か月間ロシアで訓練した際に着用していたというフライトスーツ姿で登場したことについて、前澤氏は「洗うのがもったいなくて当時のままなんですけど、今日久しぶりに出したらちょっと汗臭かったですね」と茶目っ気たっぷりに笑った。
もともとは映画を作るためではなく、宇宙に行く記念として映像を撮っていたという。
どんな人に見てもらいたいか追求されると、前澤氏は「宇宙に興味をお持ちの方はもちろん、宇宙以外でも挑戦とか夢を持たれて頑張っている方が多いと思うんですけど、そういう方にぜひ見ていただきたいです」と話す。
また「宇宙旅行って聞くと“お金払って簡単に行ってきた”って思われがちなんですけど、行くまでに結構な苦労もありましたし」。
さらに「訓練も大変でしたので、そういったところも見ていただけると、夢を叶えるということはまあまあ大変なことなんだな、自分も夢を叶えるために頑張ろう、そんな勇気を与えたり、背中を押せるような映画になっていたらいいなと思います」と熱く語った。
先行上映会後に行われた特別展のオープニングイベントでは、前澤氏が自ら地球に帰還する際に搭乗しだ“ソユーズ”の帰還モジュールのアンベールが行われた。
日本初公開となる帰還モジュールと再会しての感想を求められた前澤氏は、「実はヤマト運輸さんの倉庫で再会はしているんですけど(笑)、改めて“焦げてるな”って思いますね」と声を弾ませた。
さらに、「地球に帰還後、立っていられないくらい地球の重力が重く感じてすぐに移送されちゃって、あまりじっくり見る機会がなかったので、こうしてじっくり見られて嬉しいです」。
「近寄って見ていただくと焦げがリアルですので、ぜひみなさんに見ていただきたいです」とおすすめした。
©️2023「僕が宇宙に行った理由」製作委員会