(写真提供:ふぁらおさん)

2022年1月から、本格的に動物の撮影を始めた、ふぁらおさん(@Pharao444)。Twitter上では、200万円のレンズで撮影した写真が話題となっている。

トレンドニュースキャスターは、ふぁらおさんに話を聞いた。

200万円のレンズ

(写真提供:ふぁらおさん)

あふれ出る生命力。つぶらな瞳が、何かを訴えかけているように見える。

写真を投稿したツイートは、4万いいねを超えており、「写真の概念が変わる」、「実物を超えた」などの、コメントが寄せられた。

200万円のレンズ「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」が、ふぁらおさんの撮影技術と見事に融合している。

「あまりにも遠くのものが、鮮明かつ繊細に写るレンズです。視覚が一気に拡張されたような、自分の身体の一部が、ありえない場所に転移したような錯覚が起きました」と、ふぁらおさんは話す。

また、「視覚はもとより、感じるはずのない、その場所の匂いや、触れられるはずのない被写体の質感までもが、リアルに体感できる様子に、ただただ息を呑みました」と語った。

圧倒的なリアルさを実現する

(写真提供:ふぁらおさん)

「安いレンズでも、ある程度、綺麗に撮る方法はあるのですが、どのような状況でも美しく撮れて、どんな角度で撮っても作品になるのは、このレンズならではです」と言う。

人の心に迫る、まさに奇跡の写真だ。

「どこまでも解像度が高く、ぼけ感も、ため息が出るほど繊細です。はるか遠くにあるものが、今、目の前で、呼吸をしているかのようなリアルさを伴い、手元に写真として出てくる様子」。

「ある種の手品のような、奇跡が起きたような感覚に陥る、不思議なレンズです」と語る。

撮り続ける理由

(写真提供:ふぁらおさん)

ふぁらおさんが思う、写真・カメラの魅力とは、何なのだろうか。

「日常生活では、決して見られないような世界の切り取り方を可能にし、それを、他の人とも共有できます」と言う。

ふぁらおさんに、今後の目標を聞いた。

「世の中に、写真・カメラのおもしろさを伝えるために、Youtube活動(ふぁらおチャンネル)をしています。現在、登録者数は2万3千人程度ですが、満足していない数字なので、何十倍、何百倍と増やしていきたいです」と話した。

ふぁらおさんが撮る写真は、人の五感に響く。

それはきっと、ほとばしる熱意からくるものなのだろう。

(取材・文 松浦悠汰)

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 バグレベルの魔法のレンズ!? 「あふれる生命力」が半端ないと話題