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アニメ『おそ松さん』の主題歌を歌っていることで話題となっているガールズユニット・A応Pが「第十回 声優アワード」で特別賞を受賞した。声優ではなくガールズユニットなのに、なぜ受賞したのか、一体どんなユニットなのか? 実はこのユニットは新しいアイドルの形なのかもしれない。そんなA応Pをここでは紹介する。
元々、同ユニットは2012年9月より、日経エンタテインメント!(日経BP)とアニメ専門チャンネルのアニメシアターXが共同で立ち上げた「アニメ“勝手に”応援プロジェクト」の中で「アニメを愛する女の子たちを集めたら何かできるかも?」と結成されたユニットである。そもそもグループ名のA応Pが「アニメ応援プロジェクト」の略語となっており、今回の「第十回 声優アワード」での特別賞も、メンバーがイベントや番組など様々な企画にチャレンジし、アニメをPRした功績を認められ受賞した。
現在のメンバーは、可愛い女の子が戦うアニメが好きな荻野沙織(おぎの さおり)、王道ファンタジーアニメの好きな桜奈里彩(さくらな りさ)、美少女が出るアニメが好きな巴奎依(ともえ けい)、不思議な世界観のアニメが好きな広瀬ゆうき(ひろせ ゆうき)、青春アニメ好きの福緒唯(ふくお ゆい)、キッズアニメ好きの水希蒼(みずき あおい)6人で構成されている。
2013年3月に『Never Say Never』という曲でCDデビュー。以降メンバーの脱退や加入などを経て、2015年11月のアニメ『おそ松さん』のオープニングテーマ『はなまるぴっぴはよいこだけ』で話題となり、今年2月10日に発売された『おそ松さん』さん第2クール目のオープニングテーマ、『全力バタンキュー』では、2月22日付オリコン週間シングルランキングにて初登場2位に輝いた。
『おそ松さん』関連の曲は、ポップのメロディーの中にどこか昭和のレトロな雰囲気を感じさせる曲となっているが、他にも正統派のバラードなどの楽曲なども歌っている。また、ライブなどでは、アニメに関するお題を出し、必ずトークをするのが特徴となっており、特定のメンバーだけではなく、全員がアニメの話題でトークを展開できるというのが、他のガールズユニットと大きく違っている。しかも、かなりディープな話まで入ることもあり、相当なアニメ好きでなくてはわからないネタなども時々あるほどだ。
今月21日には新宿BLAZEでワンマンライブを開催。さらにこのライブで目標動員数777人突破したということで、“ご褒美”として、ファーストアルバムの発売が決定。『おそ松さん』で知名度が上がったことにより女性ファンも増えており。今後さらなる飛躍が予想される。ちょっと普通のガールズグループやアイドルに飽きたという人は注目してみても損はないだろう。(斎藤雅道)
【記事提供:リアルライブ】