今週デビューの注目馬は、2月7日(日)京都第6R芝1600m戦に出走予定のサトノケンシロウ。馬名の由来は「冠名+人名より」。牡、黒鹿毛、2013年3月3日生。栗東・池江泰寿厩舎。父ディープインパクト、母マジックストーム、母父Storm Cat。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は里見治氏。2014年セレクトセール1歳市場で2億1600万円で落札された。全姉には14年エリザベス女王杯(GI)を制したラキシスや、エプソムC(GIII)や富士S(GIII)で2着に入り5勝を挙げている全兄サトノアラジンがいる。本馬はまだ幼さがあり全体的にこれからといった印象を受けるが、付くべき所に筋肉が付けば全兄サトノアラジンと全姉ラキシスの中間あたりの馬体になりそう。トモや飛節の造りから長く良い脚を使うタイプだろう。距離は2000mくらいまでが良さそうで、鞍上には武豊騎手を予定している。

 もう一頭の注目馬は、2月6日(土)京都第2Rダート1800m戦に出走予定のデイジーフローラ。馬名の由来は「母名の一部+花の女神」。牝、鹿毛、2013年5月1日生。栗東・音無秀孝厩舎。父キングカメハメハ、母ブラボーデイジー、母父クロフネ。生産は日高町・ヤナガワ牧場、馬主は松岡隆雄氏。母は09年福島牝馬S(GIII)や10年エンプレス杯(GII)を勝った実力馬。叔父には芝の短いところで5勝を挙げたブラボースキー(父ストラヴィンスキー)がいる。本馬は初仔ではあるが馬格に恵まれ、父キングカメハメハと母父クロフネの血か筋肉量が豊富。5月生まれと遅生まれのため本格化は先になるだろうが、ダートで力を付けていけば後々芝でもやれそうで、母のように粘り強い先行力を武器に活躍してくれそうだ。なお、鞍上には松若風馬騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ