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第66回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。乃木坂46やレベッカなどが、初出場となったが、一方で“落選組”の方にも注目が集まっている。
昨年、出場したにも関わらず、落選となった中でHKT48の指原莉乃は、自身のツイッターで、「みんなでサラッと泣きました」とコメント。またSKE48の松井珠理奈はトークライブアプリ755で、「来年も、再来年もあるしね!!」「そうですね。前向きに。。。前のめりに。。。でも、悔しいですね」と次回への出場へ意欲を見せた。さらに今回、初出場を目指していた西内まりやは、「紅白ダメだった…ごめんね。でも悔しいね! でも望みすぎ? 一歩一歩。曲沢山作って増やすから!! まずはLIVEをやろう」と綴っている。
NHK紅白歌合戦への出場は、様々な考え方や事情はあることはあるものの、日本の音楽業界でもっとも権威のあるものであることは大方の見方だ。大晦日にNHKホールで歌うことは大きな意味があることだろう。出場を逃してしまった“落選組”が悔しがる理由はそこにある。しかし、そんな中、まったく違う対応を見せたのが、ももいろクローバーZだ。
出場歌手の発表と同時間に公式HPで、「モノノフのみなさんへ」とのタイトルで、「モノノフのみなさんいつも応援ありがとうございます。ももいろクローバーZは紅白歌合戦を卒業します。ありがとうございました。冬の軽井沢、5大ドームツアー、そしてその先も私たちは私たちのやり方で、みなさんと一緒に“私たちの道”を歩き続けます。ど真ん中しか歩きません」とのコメントを発表。そして、大晦日には、「第一回 ももいろカウントダウン 〜 ゆく桃くる桃 〜」という年越しライブを開催するという。
ただ、このコメントの発表が世間を大きく敵に回してしまったようだ。ネット上では、「卒業って、いつからレギュラーになったの?」「落選を認めないのはプライドが高すぎる」という意見も。さらに、これまで数万人レベルの会場でライブを開催しているものの、今回、年越しライブを開催する会場である豊洲PITが座席ありの場合に1300席ほどしかない会場であることから、「落選が決まって急遽、会場を探したことが見え見え」であるとのコメントも。
そもそも、ももクロは2008年の結成から、「紅白歌合戦への出場」という夢を追うために、NHKホールに隣接している代々木公園で路上ライブを開催していた歴史を持ち、紅白出場前に卒業して現在は女優として活動する早見あかりと「お互い成長して紅白で会おう」との約束を結んでいた。しかし、今回、自ら“卒業”を宣言したことで、この約束が達成されることは、ありえなくなった。紅白歌合戦を“卒業”として出場しなくなったのは、北島三郎や浜崎あゆみがいるが、「そのレベルと肩を並べているつもり?」との声もあった。
「ももクロは、他のアイドルグループとは違い、今までアイドルに興味がなかったライトなファンが支えている。今回、世論を大きく敵に回してしまったことが心配です」(アイドルライター)
この現状を受けてなのかは不明だが、メンバーの佐々木彩夏が自身のブログで、「今年の紅白の発表がありました。ももクロは落っこちてしまいました」と、あっさり“落選”であったことを発表。ももクロの名物マネージャーである川上アキラ氏も、「紅白の件は落っこちて考えたの、みんなで、この先をね」として落選であることを認めている。
ただし、これらの発言はあるものの、公式見解は「卒業」である。果たして、ももクロが目指す“私たちの道”がどこへ向かっているのか…。
*写真は2011年に撮影
【記事提供:リアルライブ】