やはりというべきか。女優の香里奈が2年ぶりにドラマ界に復帰するが、スキャンダルの代償は大きかったようだ。

 10月クールからTBSドラマ「結婚式の前日に」に主演する香里奈。昨年春に写真誌「フライデー」で、語学留学先のハワイで男と添い寝している姿が掲載されてから、出番を一気になくしていった。「ドラマや映画はもちろん、CMまでも全部なくしました。ほとぼりが冷めるのを待って、今回は満を持しての登場ですが、置かれた状況は厳しいですよね」とテレビ局関係者。

 最大の難点は共演者だという。「もともと香里奈は過去の出演歴を見ても分かるとおり、ジャニーズとの共演が多いんです。特にSMAPの育ての親ともいわれる飯島女史の覚えがよくて、ちょくちょく相手役や、香里奈が主演のときは脇に若手を置くなど、良好関係にいた。ただ、あのスキャンダルはイメージダウン。ジャニーズにとっても共演させるわけにはいかないと、今回は誰も出していません。今度のドラマで高視聴率を獲得してイメージを一新しない限り、この距離感は縮まらないでしょう」と同関係者。

 ジャニーズタレントが出演していれば視聴率が上がるというわけではないが、「スポンサーを納得させるのには、いた方がいいんです。これから先、共演がないとなれば、女優としても二の足を踏むところは多くなる」と同関係者はいう。

 自力で何とかするしかないのだが、ドラマの枠も少々、問題。「TBSの火曜10時枠というのはヒット作がないんです。取り立てて裏番組が強いというわけでもないのに、なぜか二桁にいかない。鬼門とも言われています」とは別のテレビ局ディレクター。それだけに、香里奈が巻き返すことができるか注目だ。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ