映画「爆弾」興収25・5億円&180万人動員 主演山田裕貴ファンに感謝も「全然まだまだ」
俳優山田裕貴(35)が14日、都内で、主演する映画「爆弾」(永井聡監督)大ヒット御礼“ラスト舞台あいさつ”に出席した。
同作は「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩氏の同名小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス作品。山田は、佐藤二朗(56)が演じるスズキタゴサクとの交渉に挑む刑事、類家を演じる。
10月31日に公開。12月13日までに興業収入25億5000万円、180万人を記録しているが、「いやぜんぜん」とした。「皆さんには感謝していますけど全然まだまだ」とし、笑顔で首をかしげた。MCから「首をかしげるのはおかしいですよ」と突っ込まれると、苦笑いを浮かべた。だが、この行動は高みを目指す結果だ。「アバターまでみると、あと1年半くらい公開してくれないと」と笑いながら語った。
俳優仲間の間でも好評だ。「満席で見られないと言われた。僕に言われても、ムビチケを常備しているわけではないので…」で、会場に笑いを誘った。
公開して7週間で5回の舞台あいさつを開催。「ワーナーは頑張ってくれている」と、本社が買収問題で揺れる中での奮闘をたたえた。それでも、「皆さんおかげで感謝しているけど、記録としてはまだまだ」とさらなる高みを見つめていた。「国宝を越えるためには、地元の親友に『破産以上のレベルで見に行ってくれないと』って伝えたら、名古屋の舞台あいさつは全部きてくれた」と地道なロビー活動も明かした。
同作を「チーム含め自信作」とし、「代表として、この作品を愛してくださっていることに感謝します」と感謝を述べた。その上で、「数字が出るので比べたりしちゃうけど、日本の作品が旋風を巻き起こすのがうれしい」とすると、「そういう作品に携われたことは、自分を認めてあげてもいいかなと」とポツリ。
それでも、すぐさま「まだまだだけど」と続け、「結果も伴う俳優になっていきたい。日々撮影に精進していきたいです」とし、「チームを代表して、今日来てくださってありがとうございます」と主演ではあるがチームを強調した。