吉永小百合「お亡くなりになったのは嘘みたいな思い」写真集刊行イベントで篠山紀信さんへ思い
吉永小百合(80)が14日、都内で「写真集『吉永小百合』」(世界文化社)刊行記念サイン本お渡し会を開いた。同作は、24年1月に亡くなった写真家の篠山紀信さんが72年から95年にかけて撮影した写真が掲載されているが、吉永は「お亡くなりになったのは、うそみたいな思いがします」などと、篠山さんへの思いを吐露した。
「写真集『吉永小百合』」は、篠山さんの写真群と、59年「朝を呼ぶ口笛」で本格的な映画デビューを果たしてから、公開中の最新作「てっぺんまで、の向こうにあなたがいる」まで、出演した映画全124作品の印象的なスチール写真で構成されている。吉永が50歳だった95年に1度、出版されたが、今回、世界文化社創立80周年記念企画として、篠山さんが撮影した写真を中心に作っていく趣旨に賛同した吉永が、自ら1年間をかけて写真を選んだ。
吉永は「篠山先生には大変、お世話になり、そういう形で作って頂けたらと。私も参加し、写真も選びながら1年かけて作ったものです」と写真集製作の経緯を明かした。「お亡くなりになったのは、ウソみたいな思いがしますし側に寄ってきて『いいじゃない』と女性言葉で話してきて…乗せられて、撮りました」と、篠山さんを振り返った。