「国宝」で吉沢亮の少年期演じた黒川想矢 自身初カレンダーには「自分で着付けた」浴衣カットも
黒川想矢(16)が14日、都内で「黒川想矢1stカレンダー」(ハゴロモ)の発売記念お渡し会を行い、取材に応じた。
6日に発売され「好きを詰め込んだカレンダー。日常の風景の中にこのカレンダーを置いてくださったらとてもうれしいです」。自宅ではキッチンの壁に置いていると明かした。
ファンだという写真家の川島小鳥氏とフィルムで撮影を行った。泳ぐのが好きで「魚になった気分になれるというか。魚を見てると落ち着くんですよね」と、東京・池袋のサンシャイン水族館を撮影地に選んだ。
お気に入りは、アシカと見つめ合っているような1月のカット。「飼育員さんと同じオレンジ色の服を着ているので、飼育員と勘違いしたのか、ずっと僕と向き合って撮影してくれて。サンシャイン水族館に行く時は、オレンジの服を着て行くといいですよと言いたい」と笑った。
今年は吉沢亮(31)の主演映画「国宝」で吉沢の少年期を演じ、話題になった。「僕は最初のちょっとしか出てないんですけど、ものすごい作品に出演させていただいたんだなと日々、実感します。年代関係なく、たくさんの方に歌舞伎に興味を持っていただけるのがすごくうれしい」。「国宝」の稽古で浴衣を着たことから「いろんな浴衣を着てみたい」と考え、カレンダーにも自ら着付けた浴衣ショットが収められた。
所属事務所の大先輩、舘ひろし(75)にも2日前にカレンダーを手渡し「いいね」と言ってもらったという。舘には、「国宝」観賞直後にも「本当に素晴らしい映画だねと電話をくださった」と感謝した。
5日に16歳の誕生日を迎えた。「実は定期テストの期間中で、自分が誕生日だということを忘れていた」そうだが、学校生活を楽しんでいる。「今年は宝物のような1年でした。高校に入学して友達との思い出もできて、(俳優としては)挑戦するような役が多くて幸せ。来年も気負わず、甘えず、のびのびと頑張っていきたい」と話し、興味関心が広がったという25年を表す漢字に「広」を選んだ。