元フジアナ渡邊渚さん「1年前の今頃はまだ箸もうまく持てず…」→29日から初フォトエッセー発売
一昨年7月から病気療養中で、昨年8月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん(27)の初フォトエッセー「透明を満たす」(講談社)が29日、発売された。退社して5カ月、本格的な活動復帰となる。
渡邊さんは自身のインスタグラムで初フォトエッセーにかける思いを何度もつづってきた。昨年11月末にはフォトエッセーを出版すると発表した上で「1年前の今頃はまだ箸もうまく持てなくて歩くのもフラフラで、何もできなくなっていく自分が怖かった。やりたかった仕事も目標もなくなってこんな人生いらないって何度も思った」と投稿。続けて「でも生きることを諦めなかった。そして、やっと今、夢が一つ叶いそうだ! (無事に発売されるまでは叶ってないと思ってる)」と心境をつづっていた。
今月17日には、本のタイトルを明かした際に「私としては、写真集やフォトブックではなく、“フォトエッセイ”であることにこだわっています。エッセイは5万字超の全編書き下ろしです。信頼できるスタッフの方々のお力で、素敵な写真になりました」とつづった。
そして「時々、『PTSDの人間がグラビアをやれるわけがない』と言われますが、私は病気になるずっと前からグラビアページに出ていたので、こうして写真を撮られることに抵抗感がありません。むしろ病気によって”できない”と決めつけるのは、他者にも自分自身にもしたくないことなので、こうして挑戦しています」と主張。「いろんな考えがあるかと思いますが、私は誠実にこの本と向き合って作りました。今伝えたいことは、すべてここに、嘘偽りない言葉で書き残したので、それが皆さんに届くことを願っています」と締めくくっている。
慶大卒の渡邊さんは20年にフジテレビに入社。アナウンサーとして「めざましテレビ」や「ぽかぽか」などの人気番組を担当していたが、23年7月から体調不良で療養。病名は公表していなかったが、昨年10月1日の投稿で「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を患っていたことを公表。今年2月から公式ホームページと公式メンバーシップ「Lighthouse」開設する。