元フジ高島彩アナ、古巣は「今の形の上に信頼を築くのは難しい」「どこまでも正直な会見を」要請
元フジテレビアナウンサーの高島彩(45)は25日夜、キャスターを務めるテレビ朝日系「サタデーステーション」に出演し、芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルをめぐるフジテレビの問題について言及した。連絡を取り合うかつての同僚が「いつ番組が作れなくなるかと戦々恐々としています」と明かし、同局の社員が厳しい立場に置かれている現実を"代弁"する場面もあった。
番組では中居氏の引退やフジテレビが23日に開いた社員説明会の内容のほか、17日の港浩一社長らが出席した記者会見が制限付きで開かれ猛烈な批判を浴びたことを踏まえ、27日にオープンな形であらためて開催される会見でフジ側に求められる対応についても、専門家の観点をまじえながら伝えた。
高島は「とにかく、客観的な視点をもって会見を行うことが大事だなと思います」と述べ「(被害にあった)女性のプライバシーを守るのは大前提と思います。ただ、守秘義務とか第三者機関という言葉が出てきて、これを口実に口をつぐむようなことがあれば、会見の意味そのものがなくなってしまいます」と、指摘した。
その上で「私も15年前までフジテレビに勤めていましたので、今でもかつての同僚と連絡を取っていますが、みなが不安、憤り、いらだち、焦り、こういった中で仕事を続けていて、いつ番組が作れなくなるかというふうに戦々恐々としています」と、フジテレビの現場の声を伝えた。「本当にうみをを出し切るのは当然ですけれど、今の形の上では、もう信頼を築くことというのは難しいのではないかなと…」と、古巣に対する複雑な思いを吐露。「新しくゼロから、信頼というものを築いていくしかないのかなと思いますし、そのためにはどこまでも正直に誠実に、説明を尽くすというのことが必要かなと思います。ですから、時間制限を設けないで1つ1つの質問に丁寧に言い訳をしないで答えていく。そういったことしかないのかなと思いますよね」と、求めた。
また「港社長から『社員を守る』というふうに発言がありましたが、その言葉を信じるなら、どこまでも正直な会見。これが今できる唯一のことなのかなというふうに思います」とも語った。