Diamond Shakeツアー「ロックンロール黄金狂時代」ファイナル
ロックバンド、レッドウォリアーズのボーカルのダイアモンド☆ユカイ(62)と、ギターの木暮“shake”武彦(64)のユニットDiamond Shakeが、15日に東京・恵比寿リキッドルームで全国ツアー「Tour 2024 ロックンロール黄金狂時代」のファイナル公演を行った。今年6月にリリースしたセカンドアルバム「ロックンロール黄金狂時代」に収録された全8曲を含む、アンコールまで17曲を熱唱した。
5月の長野から始まった、日本全国14都市16公演の締めくくりのオープニングはオリジナルの「こんな夜更けに」。ユカイは「最高だぜ! ロックンロールなクリスマス。リスペクトするロックンロールと俺たちのオリジナルを楽しんでくれ」と呼びかけた。
「Dragonfly~風の物語~」歌ったユカイは「全国を回ってきて、このリキッドルームは家に帰ってきたような居心地の良さがある。ここに住んじゃおうかな」と笑った。そして「人類80億人の中で、人が出会うのは3000人と言われている。この一期一会を大切に生きて行きたいと思う」と話した。
ラストをローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」で締めたユカイは「今日は、どうもありがとう。メリー・クリスマス&ハッピー・ニューイヤー。また、どこかで会いましょう」。Shakeは「すごく楽しい夜になりました。メリー・クリスマス」と話した。
2人はアルバム「ロックンロール黄金狂時代」で、自分たちの原点として、ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズなどの“ロック黄金時代の名曲”全8曲をカバー。この日も「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」(ザ・ローリング・ストーンズ)、「ジェット」(ポール・マッカートニーとウイングス)、「ホット・レッグス」(ロッド・スチュワート)、「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」(ステッペンウルフ)、「雨を見たかい」(クリーデンス・クリアウオーター・リバイバル)、「カム・トゥゲザー」(ザ・ビートルズ)、「Mama Kin」(エアロスミス)、「悪魔を憐れむ歌」(ザ・ローリング・ストーンズ)を披露した。
来年4月27日に千葉・東総文化会館で行われるOKUCHIBA Fes. Vol.8「ROCK in ASAHI 2」に出演することも発表された。
ユカイとShakeは、86年にレッド・ウォリアーズでメジャーデビュー。89年に解散したが、その後は断続的に再結成して活動している。
◆ダイアモンド☆ユカイ 1962年3月12日、埼玉県大宮市(現・さいたま市)生まれ。86年10月。ロックバンドRED WARRIORSのボーカルとしてデビュー。89年解散。90年に「I'M THE BEST-世界の女は俺のもの-」でソロデビュー。96年RED WARRIORS再結成。97年活動休止。99年再々結成。03年活動休止。07年再々々結成。俳優として87年映画「TOKYO-POP」、92年映画「ハートブレイカー弾丸より愛を込めて」主演、04年映画「Lost In Translation」。16年舞台「ミスサイゴン」。96年にリリースした映画「トイ・ストーリー」の日本語版主題歌「君はともだち」で、19年にNHK紅白歌合戦出場。
◆木暮“Shake”武彦 60年3月8日、東京生まれ。ギタリスト。通称シャケ。84年レベッカのメンバーとしてデビュー。85年脱退。86年RED WARRIORSで再デビュー。89年に渡米してロサンゼルスで多国籍バンドCASINO DRIVE結成。帰国して95年以降はソロプロジェクト「サイコデリシャス」、RED WARRIORS再結成。03年富士山麓に移住。
◆メンバー キーボード:Dr.kyOn/ドラムス:大島治彦/ベース:平石一成