三浦健人、学生時代は芸人志望の経歴「先輩・竹中直人さんたちのような何でもこなせる俳優に」
24年度エランドール賞内で表彰された「アクターズセミナー賞」受賞の三浦健人(28)が、活躍の幅を広げている。
15日に出演映画「他人は地獄だ」、12月に「はたらく細胞」公開も控える。クールな顔立ちから犯罪者役などを担うことが多いが、学生時代には芸人を志した経歴も持つ三浦に、このほど話を聞いた。
「他人は地獄だ」では重要な役を演じているといい「自分の中で今までと違うものが出たと感じられた作品でした。それ以降、演技をすごく楽しめるようになりました」と振り返った。
小学生の頃からお笑いのネタを書いていたといい、高3時にはコンビを組んでいた友人と大手事務所のオーディションを受けて合格も、悩んだ末に俳優の道へ。劇団員として小劇場などの舞台に出演しながら演技を磨いてきた。
来年は初主演映画公開や主演舞台なども控える。将来有望な若手を選ぶ「アクターズセミナー賞」受賞は「良いプレッシャーになっています」と笑い「タイプ的にも大河ドラマは出てみたい。芸人を目指していたのでコメディー作では自分にしかできないことも出していきたい。事務所の先輩・竹中直人さんたちのような、何でもこなせる俳優を目指したいです」と意気込んでいる。【松尾幸之介】
◆三浦健人(みうら・けんと)1996年(平8)3月21日生まれ、東京都出身。高卒後に劇団PU-PU-JUICEに入り、17年舞台「竜馬を殺す」で主演デビュー。22年映画「ブラックナイトパレード」、24年のNHK連続テレビ小説「虎に翼」、日テレ系「厨房のありす」、10月配信開始のAmazonプライムドラマ「愛のあとにくるもの」「龍が如く~Beyond the Game~」など出演多数。特技はキックボクシング、アクション、殺陣。174センチ。