トランプ夫人の「ヌード」ロシア国営テレビが掘り起こして祝う? モデル時代の過去を生放送で
米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領が勝利した後、ロシアの国営テレビ「ロシア1」が、次期大統領の妻メラニア夫人(54)のモデル時代のヌード写真をゴールデンタイムに生放送してお祝いし、物議を醸している。
英エクスプレス紙によると、番組「60ミニッツ」で「ホワイトハウスに戻る準備をしている」と夫人の様子を伝えた後、2000年に英国版GQ誌で披露したヌードを含む官能的な写真が次々と紹介されたという。司会者が笑みを浮かべながら「2000年のメラニア夫人はこんな感じでした」と話し、全裸で毛皮の上に横たわる姿や下着姿でUSの文字が描かれた青いカーペットの上で横たわる写真などを紹介した番組のクリップはX(旧ツイッター)に投稿され、米国民の怒りを買っている。
「ロシアは米国を嘲笑(わら)っている」「(ロシアの)プーチン大統領はトランプに自分がボスだと示した」「警告射撃」など、プーチン大統領からトランプ氏へのメッセージだと推察するコメントが殺到。「トランプはおびえている。だから反論ができない」などトランプ氏が沈黙していることも波紋を呼んでいる。
10代でモデル活動を始めたメラニア夫人は、90年代から2000年初頭にかけてパリやニューヨークでモデルとして活躍し、水着モデルなども務めた。GQ誌の写真は、2005年に結婚した当時恋人だったトランプ氏が所有するプライベートジェット機内で撮影したもので、2016年の大統領選の際にも一部写真が米メディアに流出していた。
夫人は、バイデン大統領の妻ジル夫人とのホワイトハウスでの会談を欠席することが伝えられている。現ファーストレディーが次期ファーストレディーをホワイトハウスに迎えることが習わしとなっているが、先約を理由に夫人は出席を断ったという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)