田崎史郎氏「創価学会会員の高齢化」が公明党失速の一因と指摘 ポストで「かなり利益得ている」
政治ジャーナリスト田崎史郎氏(74)が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。27日の衆院選での公明党の退潮に言及した。
公示前は自民256人、公明32人の計288人だったが、選挙後には自民191人、公明24人で計215人となり、自民党だけではなく自公で過半数233人に達しなかった。
田崎氏の見解として「公明党の支援組織である創価学会の会員の高齢化が進み、集票力の低下が顕著のため、得票率が減っている」とテロップで示されると、「現実はこの通り」と指摘。「それをなんとか盛り返すために今やっている事は、国土交通大臣をとり続けること。もう10年以上、公明党がとり続けて、かなりの利益をたぶん得ている。たぶん、ですけどね」とした。
続けて「建設業者や運輸業者とのパイプができている。そういう人たちを支持者にしつつあって、だから国交大臣を手放せない。それくらい苦しい状況が続いている」と解説した。
一方で「自民党が533万票減らした。麻生政権で大惨敗した時と同じ得票率。公明党も深刻ですが、自民党もかなり深刻ですよ」と警告した。