腕組みをして渋い表情の石破首相(ロイター)

フジテレビ系で選挙特番「live選挙サンデー 超速報SP」が27日、放送され、石破茂首相(67)が生出演した。

開票速報の時点で、自民党が単独過半数を割り込むことが確実とされるなど厳しい情勢。石破首相は「大変厳しい状況だということは認識しております」と受け止めた。“敗因”について問われると「それはこれから分析しないと分からない。北海道から九州、全国回りましたが、“政治とカネ”の問題について全くご理解をいただいていないということが一番大きかったかなと思います。外交、安全保障、社会保障、あるいは農業生産。そういう個々の論点に議論がいかないで、“政治とカネ”に議論が集中したなと思います」と述べた。

メインキャスターの宮根誠司は、生中継による時間の都合もあり「端的に」とした上で、ゲストの元明石市長で弁護士の泉房穂氏に石破首相への質問を勧めた。泉氏は石破首相に「ご説明を聞いていると、理解しない国民の方に問題があるかのように聞こえてしまう」と伝え、首をひねった。重ねて「この短期間の対応は国民に理解と共感を得られていると思うか。思わなければ今後どのような方針転換をするか」と投げかけた。

これに対し石破首相は「ご理解がいただけないのは、国民が悪いなどということは…」と否定を試みるも、あえなくタイムアップに。時間の都合で中継先からスタジオへ画面が切り替わり、釈明しきれずスタジオでは苦笑も漏れた。宮根は「国民が悪いわけではない、とおっしゃっていました」とフォローした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 【衆院選】石破首相が釈明しきれずタイムアップ「国民が悪いなどということは…」否定試みるも