「世界征服やめた」ワールドプレミア上映イベントに登壇した北村匠海

俳優北村匠海(26)が27日、都内で、自身が初監督を務めた短編映画「世界征服やめた」ワールドプレミアイベントに登壇した。

北村が初の脚本、監督を務めた作品。「右も左も分からず。こんなにたくさん台本、脚本を読んできたのに、いざ自分が書くとなるとすごく難しかった」と話した。ポエトリーラッパー不可思議/wonderboyの代表曲「世界征服やめた」に影響を受けて制作し、「高校生の時に出会った楽曲で、その時から漠然といただいたものを形にしなくてはという思いがありました」と明かした。

同映画は生にすがることへの尊さ、人生の主人公は自分しかいないと思い起こさせるヒューマンストーリー。「僕の人生の中で映画と音楽に救われることがたくさんありました。楽曲からいただいた感情を具現化するっていう、自分で決めたテーマだからこそ楽しいかつ難しいという感じでしたね」と振り返った。

主人公の彼方役を萩原利久(25)、同僚役を藤堂日向(28)が演じた。ともにプライベートでも北村と親交が深く、萩原は「匠海の家でご飯食べていたときにその話をしてくれて。正式にオファーをいただいた時は正直びっくりしました」と回想。「役者として彼に出会って、友だちになって。いろんな匠海を見てきたはずなのに、今回は全然知らない匠海を突きつけられるような、こんなものをどこにしまっていたんだろうって」と語った。

萩原と藤堂が居酒屋で語らうシーンでは、北村から「(出された料理を)完食して」という指示があったという。萩原は「完食するまでカメラ止めないからねって言われた」と明かし、藤堂も「すげえ量だった」とにやり。北村は「僕自身過去に受けた演出でもあって。2人にも『とにかく飲んで食べて完食してください。(カメラ)回しとくんで』って」と笑顔を見せた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 北村匠海が映画初監督、居酒屋のシーンでは完食するまでカメラ止めず「僕も過去に受けた演出」