池田エライザ主演「舟を編む」が東京ドラマアウォードの作品賞受賞 BSドラマで初めて

「東京ドラマアウォード2024」で、作品賞（連続ドラマ部門）の優秀賞を受賞した「舟を編む」で主演した池田エライザ

池田エライザ（28）が主演したNHK－BSのドラマ「舟を編む～私、辞書をつくります～」が28日、都内で行われた「東京ドラマアウォード2024」授賞式で、作品賞（連続ドラマ部門）の優秀賞を受賞した。08年にスタートし、今年で17回目を迎えた同アウォードで、BSドラマからの選出は初めて。

池田は「素晴らしい原作と、制作に関わった皆さまの愛情を一身に受けながらこの作品に向き合った日々は、どの瞬間もかけがえのない宝物になりました。今もふと辞書をひいては、この言葉が生まれたきっかけは何だったんだろう、この言葉たちにはどんな思いや願いが込められていたのだろうと、想像の翼を広げています。この作品が大渡海のように、数年後、数十年後も愛され、誰かにとっての心と言葉の架け橋になることを願います。このたびはすてきな賞をくださりありがとうございました」とコメントした。

三浦しをんさんの同名小説が原作。人気ファッション誌で働く岸辺みどり（池田）は雑誌の廃刊で辞書編集部に異動。そこは、くせ者ぞろいの職場だった。岸辺は同僚に翻弄（ほんろう）されながら、1冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。24年2月に放送がスタート。全10話。