菊間千乃氏(2021年3月撮影)

元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(52)が26日夜、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、敗血症による多臓器不全で9月に亡くなったタレントでファッション評論家のピーコさんを追悼した。

番組でピーコさんの訃報を伝えると、安住紳一郎アナから「菊間さん、ずいぶんお仕事ご一緒したと思いますが」と振られ「そうですね。アナウンサー時代、

一番お世話になったのがピーコさんで、今こうやって画面を見ても『あ、ピーコさん、久しぶり』って言ってしまうぐらい、亡くなったということが全然、自分の中でまだ理解できないぐらい」と心境を明かし「ずーっとずっと20代のころからお世話になっていましたね」と語った。

菊間氏とピーコさんのツーショット写真も複数映されると「みなさん一緒にお仕事したら分かりますけど、すごく言葉はキツいんだけど絶対人に嫌われない、というのは、ベースにすごく愛があるし、取り繕ったようなよそ行きの言葉じゃなくて、本当の心の中の声でお話なさっているから、たくさんの方の共感を生む方だったなと思います」と人柄を振り返った。

安住アナが「LGBTQなんていう言葉がないころで、自分のことを『汚いオカマよ!』って言って人を笑わせて、自分の居場所を見つける、という本当に強い方ですよね」と振り返ると、菊間氏も「フジテレビで最初に司会を一緒にやった時に、すごく抗議の電話がフジテレビに当時殺到した。そういうのって本当だったらイヤだろうし、でも、そういうことも笑い飛ばしていくし、自分の権利を声高に主張するとかっていうこともせずに、『私はそれだからいいのよ』って言って、お話する方でした」と回想。安住アナが「ちゃんとしなさいよ!」とピーコさんの口癖を思い出すように真似ると、菊間氏も「

よく言われました」としみじみ、故人をしのんだ。

菊間氏は訃報の直後にはインスタグラムで「旅行やお食事もたくさんご一緒して、人生相談、恋愛相談。本当に楽しい日々でした。互いに大きな病気、ケガをしたので、命の儚さがわかるからこそ、笑って毎日楽しく生きないとね、というところが一緒でした」と回想し、「互いに色々嫌なことがあっても、皆まで語らずとも察し合える感じで。お母さんのようで、お兄ちゃんのようで、大親友のようで。私の本が文庫本になるときには解説も書いて頂きました」と追悼していた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「抗議の電話がフジテレビに殺到」笑い飛ばしたピーコさん…元フジアナ追悼「ベースに愛がある」