今田耕司(2022年10月撮影)

お笑いタレントの今田耕司(58)が26日、フジテレビ系「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」MCとして出演。かつて“バチバチ”な関係だった因縁の大物タレントと約30年ぶりに司会でタッグを組んだ。

冒頭でスペシャルMCとして登場したのはタレントの中山秀征(57)だった。実はこの2人、93年10月から94年3月まで同局系で放送された深夜バラエティー番組「殿様のフェロモン」で一緒に司会をした関係。しかし最近、中山も今田もテレビやネットなどで、当時2人は緊張状態にあり、険悪でピリピリした関係だったことをぶっちゃけてネタにしている。

今田が「30年ぶりですか、一緒に司会するのは」とふると、中山は「今ちゃんとこうやってなるのは本当に30年ぶり。『殿様のフェロモン』以来ですから」と応じた。

そして今田が「ネットニュースにちょっとなって。30年前、非常に仲が悪かったと」と切り出すと、中山は「だってさ、今ちゃんはさ、(当時)おれの命を狙いに来てるんだもん」と振り返った。今田が「あの~、ダウンタウンさんから拳銃渡されたんですよ…ていうぐらいのバチバチのお笑いの時代やったんですよ」と当時のお笑い界の異様な緊張関係を解説すると、中山も「番組っていうのはみんなで作っていくものじゃない? テレビっていうのは。例えば(プロレスのように)ロープにふったら返ってくるわけじゃない? (当時の今田は)絶対に返ってきませんからね。乗らない」と明かした。

それを聞いた今田も、当時を思い出し「何回も(ロープに)ふってくんねん。全部無視してやった」と告白。コーナーMCの霜降り明星のせいやから「最低!」とつっこまれると、今田は「(中山は)めっちゃ優しいねん。それでも(当時)おれのこと“こうちゃん”って呼び続けた」と話した。

中山は、当時の今田の雰囲気を「ただちょっと油断すると、関節持たれて極められるんですよ。本気で」と“ガチンコ”の雰囲気だったことに例え、それを聞いた今田は「ほんとにその節はご迷惑をおかけしました。すみません」と謝罪し、テレビ画面の前で“和解”して盛り上げていた。

中山が「逆に今ちゃんに、“いろんな笑いがあるんだぞ”っていうのをね、“テレビだけじゃない笑いもいっぱいあるんだぞ”っていうのをね、勉強させてもらいました。ありがとうございました」と応じると、今田はさっそく「まあ、とりあえずせっかく来ていただいたんで、ヒデちゃんから中丸くんの謝罪をお願いします」と、中山がMCを務める日本テレビ系「シューイチ」のレギュラー中丸雄一が女性問題で謹慎していることをいじり、中山を「いやいやいやいや」と苦笑させていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 今田耕司、関係険悪バチバチだった人気MCと30年ぶりタッグ「命狙いに」「全部無視した」