紀藤正樹氏(2022年7月撮影)

弁護士の紀藤正樹氏が25日、X(旧ツイッター)を更新。警察庁幹部のSNS上における動画呼びかけについて、自身の氏名を名乗るべきと提言した。

首都圏で相次ぐ連続強盗事件をめぐり、SNSなどを通じて求人に応募した、いわゆる「闇バイト」が実行犯役などに多くかかわっているとみられる実態が明らかになっている。

警察庁は25日に公式Xアカウントを更新。こうした求人に応募しないよう幹部が自身の顔を出し、動画でメッセージをアップした。そこでは「警察庁の生活安全企画課長です」と自身を名乗った上で、「一連の事件における詳しい事例、特徴を警察庁Xに投稿しています。これらを参考にして、この種の求人には決して応募しないでください。そして、そのことを社会全体で共有することが重要です」などと警鐘を鳴らした。

警察庁は18日にもXに同じ幹部が動画で顔を出しつつ「警察庁の生活安全企画課長です」と名乗り、「勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談をしてください。警察は相談を受けたあなたやあなたのご家族を確実に保護します。安心して、そして勇気をもって今すぐ引き返してください」などと毅然と呼びかけていた。

この幹部はいずれも、阿波拓洋課長だが、2つの動画の中ではその名前を名乗っていない。紀藤氏はその部分について、Xで「阿波課長、せっかく素晴らしい発信をされているのですから、職名だけでなく氏名をきちんと名乗るべきだと思います。その方が顔が見え説得力・訴求力が増します。被害者を防止し犯罪の予防にもつながります。広報は顔が見える発信とすべきです~警察庁生活安全企画課長の阿波拓洋(あわたくよう)さん」とつづった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 紀藤正樹弁護士、警察庁幹部に「職名だけでなく氏名をきちんと名乗るべき」動画発信に提言