山岸伸氏(2009年11月撮影)

写真家の山岸伸氏(74)が23日、X(旧ツイッター)を更新。自身が撮影した写真が遺影に使われたと報告した。

「昨夜、西田敏行さんにお別れをしてまいりました」と書き出し「私が最後に撮影した写真を遺影に使っていただいています」と打ち明け、西田さんの遺影写真を公開した。

そして「生きているときに 何もお役に立てなかった私ですが、最後にほんの少しお役に立てたと思います。いつか、何らかの形で受けた恩を恩返しをしようと思っていましたが 叶わず、それだけが残念でなりません」と告白。さらに「45年前に初めて写真を撮らせていただき カメラマン、山岸伸としての 芯を支えていただきました」と続け「西田敏行さん、安らかにお休み下さい。まだ発表できていない 西田さんの写真が沢山あります。いつの日か見ていただけるように、私も努力いたします。山岸伸」と締めくくった。

17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんの通夜は22日に都内で営まれ、約80人の弔問客が参列し、西田さんとの最後の夜を過ごした。遺影の西田さんはほほ笑んでいた。茶色のスーツを着て手を組み、穏やかな目でほほ笑む写真が、祭壇の中央に置かれたモニターに映し出されていた。祭壇は白や黄色、青い花で彩られ、遺影を包んだ。

山岸氏は、芸能人のポートレートなどを中心に、スポーツ界、政界など幅広く活躍。若いころに西田さんと出会った縁で写真家としての道が大きく開けたことを公言しており、大ヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」など、西田さんの楽曲のジャケット写真も多く撮影した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 西田敏行さんの遺影は山岸伸氏の撮影「最後にほんの少しお役に立てた」未発表写真の存在も明かす