ウィリアム皇太子(2015年撮影)

性的人身売買や性的虐待などの罪で9月に逮捕・起訴された米音楽界の大物プロデューサー、ディディことパフ・ダディ被告(54)の元広報担当者が、被告が英王室のウィリアム皇太子(42)と弟ヘンリー王子(40)を自身のパーティーに10回招待し、旅費や宿泊費、警備費を負担すると申し出ていたことを明かした。

2002年から04年まで同被告の元で働いていたロブ・シューター氏は、英BBCに被告が英王室に夢中だったことを明かし、2人の王子にオファーを送り続けたが、1度も招待を受け入れることはなかったとコメント。「彼は自分を王様だと思っているので、側近に王子2人(当時)を置きたいと考えるのは当然。しかし、2人は招待を決して受け入れなかったし、ディディの世界の一部ではなかった」と語った。

一方で、同被告はダイアナ元妃の没後10年となった2007年に英ロンドンで開催された追悼コンサートに出席しており、アフターパーティーでウィリアム皇太子とヘンリー王子と対面を果たしている。ラッパーのカニエ・ウェストを交え、4人が一緒に並ぶ記念写真も撮影されていた。

同被告は、パーティーに出席する女性たちに自身は有名なスポーツ選手や政治家、ミュージシャン、新進気鋭のアーティストら著名人と知り合いだと話して誘っていたといい、英王室やヘンリー王子など国際的な要人とのつながりを武器にしていた。

ニューヨークのメトロポリタン拘置所に収監されている同被告は無罪を主張しているが、民事でも性的暴行を受けたと主張する被害者から多数の訴えを起こされており、120人以上が被害を告発する一大スキャンダルに発展している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 英ウィリアム皇太子&ヘンリー王子、性問題で逮捕された米音楽界の大物のパーティーに招待か