リーグ優勝を決め、歓喜の輪に駆け寄るドジャース大谷(中央)、山本(右)(撮影・菅敏)

大谷翔平投手が所属するロサンゼルス・ドジャースが20日にリーグ優勝決めて以降、ニューヨーク・ヤンキースと対戦するワールドシリーズのチケット価格が高騰していると、NBCニュースやロサンゼルス・タイムズ紙など地元メディアが伝えている。

ドジャースがニューヨーク・メッツを4勝2敗で破って4年ぶりにワールドシリーズ進出を決め、1981年以来43年ぶりに東の名門ヤンキースと対戦する。東西の名門が直接対決する歴史的な試合となるだけに、すでに公式チケットは完売しており、現在は再販サイトでの販売のみとなっている。25日の初戦では、バックネット裏の席で最高1万5000~2万ドルの値がついているという。

NBCニュースによると、本拠地ドジャースタジアムで現地時間25日に行われる第1戦は、21日時点でチケット再販サイトでの価格は最低1000ドルからとなっており、翌26日の第2戦も最低価格が1209ドルとさらに数百ドル上乗せされているという。

ロサンゼルス・タイムズ紙も、「ペアチケットで2500ドルほどを準備する必要がある」との見出しで、急騰する再販チケット価格を報じている。

ESPNによると、ニューヨークで行われる第3戦から5戦目までは、ロサンゼルスの価格よりもさらに40%高騰しており、平均価格は昨年のテキサス・レンジャーズ対アリゾナ・ダイアモンドバックスの685ドルのおよそ倍となる1368ドルを記録しているという。第1戦の平均は、1302ドルで、第2戦は1392ドル、ヤンキースタジアムでの第3戦は1443ドル、第4戦は1389ドルになっていると伝えている。

ドジャースタジアムでは、入場チケットだけでなく、スタジアム内の100ドルの駐車場もすでに完売しており、再販サイトでは最低600ドルで売りに出されているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 大谷翔平のドジャース、WSチケット高騰 初戦バックネット裏290万円の高値も