映画「ファストブレイク」完成披露試写会に登壇した中沢元紀(撮影・村上幸将)

俳優中沢元紀(24)が16日、都内で行われた初主演映画「ファストブレイク」(長谷川徹監督、11月22日公開)完成披露試写会に登壇。「こんなにも多くの方に見ていただけることが、うれしい。限られた撮影日数の中で、、監督、キャストと話し合い、助け合いながら作った。思いが乗っている」と胸を張った。

「ファストブレイク」は、長谷川徹監督が脚本も担当。中沢は劇中で、元不良の私立峯南大学附属第三高校バスケ部新入部員・草村駿斗を演じた。自身はハンドボール経験者で、青春について聞かれ「高校時代、ハンドボール部に所属していた。1人、ケガすると出場できない、ギリギリの部で、頑張って練習したのが青春」と答えた。

一方、ライバルの私立翔武高校バスケ部キャプテン・鬼頭恭平役の奥谷知弘(29)はバスケットボール経験者で、正智深谷高(埼玉)時代に全国高校総体(インターハイ)3位の実績を誇る。同じく自身の青春を聞かれると「僕は、ずっとバスケットボールしかやってこなかった。練習が厳しかった。たまにあるオフの日の帰りに、部員の仲間たちと、おすし屋さん、しゃぶしゃぶ屋さんで大量に、お腹いっぱい食べ、負けたらおごる。今、思い返したら青春だった」と、懐かしさをかみしめるように語った。

舞台あいさつには、バスケ部幽霊部員・才賀覚役の押田岳(27)バスケ部キャプテン根本正道役の小林亮太(25)元応援団団長・団塚無我役の中山優貴(33) 元野球部の球拾い家長卓也役の谷水力(28)バスケ部マネジャー角野慎之助役の荒井啓志(25)と、私立峯南大学附属第三高校バスケ部の面々が登壇。私立翔武高校バスケ部の1年生エース安堂路偉役の京山陽春(30)も出席した。

◆「ファストブレイク」草村駿斗(中沢元紀)は中学卒業と同時に不良も卒業し、母親を安心させたくて私立峯南大学附属第三高校へ進学。大学推薦目当てで部活をしようと思ったところに、バスケ部員たちがスカウトにくる。実際にバスケをして楽しいと感じ、は速攻で入部を決める。バスケ部は部員数が足りず廃部の危機にあったが、駿斗はバスケをしたい一心で練習に励み、新入部員を勧誘し、幽霊部員も復帰。ようやく仲間が集まり、公式戦の出場が決まったが、すぐに状況は一変。駿斗の過去のケンカが発覚して、バスケ部に活動停止処分が下る。不良に絡まれた女子高生を救っただけだったが、教師たちに信用してもらえない。そこで、せめてバスケ部の仲間を守りたい駿斗が取った行動とは…。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 中沢元紀、初主演映画でバスケ部員演じるも自身は元ハンド選手、奥谷知弘はインターハイ3位