“惠ちゃん”の愛称で親しまれる演歌歌手・山内惠介(35)が29日、東京・NHKホールで開かれた『第69回 NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した。
弱冠17歳で『ぼくはエンカな高校生』でデビューし、その高い歌唱力でファンを増やし、2015年の紅白歌合戦に初出場を果たした山内。今年3月に発売した楽曲『さらせ冬の嵐』のミュージックビデオでは、出だしが伴奏なしで情感たっぷりのアカペラ歌唱が圧巻の仕上がり。
今回は、刀剣男士とのコラボとなる『さらせ冬の嵐~刀剣男士コラボスペシャル~』でステージに臨むこととなるが、リハーサルでは、白い衣装の後ろで“19振り”の刀剣男士たちが激しい殺陣を繰り広げるダイナミックなステージを見せることに。
その後、着替えて報道陣の前に現れた山内。山内にとって刀剣男士たちとのパフォーマンスは印象的だったようで、第1声から「いやもうね、毎回ドキドキするんですけど、今回、新曲を歌わせて頂けることも嬉しいですけど、2.5次元ミュージカルの刀剣男士のファンのみなさんは、山内惠介のことを初めてご覧頂く方がいると思うんです。逆に、僕のファンの方々もどんな感じなんだろうって感じています。僕もきょうメイクした姿の方々と初めてお会いしたんですけど、人間の域を超えてるんです!これが2.5次元の世界なんだなって思いました。だから、僕ももうちょっと2.5次元に染まった方がいいのかって思って。でも、そこで山内惠介らしくいればすごくいい絵になるのかなって思っています」と、興奮気味。
そのステージへは「かなり戦っていて、息もハァハァと聞こえます」と、レポートしつつ「僕も熱唱系の歌なので、息をハァハァさせたいですね。完全燃焼したいと思います」と、意気込んだ。
その刀剣男士たちとステージ上で、「きょう朝何時に起きられたんですか?と尋ねたら、朝4時とおっしゃってて。本当にすごいですよカラーコンタクト」と裏話を漏らしたり「僕もやってみたい!」と、ノリノリだった。
今年を振り返っては「すごく充実してました」と、笑みを見せ、印象的だった出来事へ「明治座で初座長公演をやらせて頂いて、マドンナ役の南野陽子さんには鍛えて頂きました。夏のいい思い出になりましたね」と、苦笑いとともに話す。
来年は「大ヒット曲の新曲をと思いますね。国民的な、老若男女歌えるような曲をと思っています」と、爽やかに語っていた。