響ファン感謝祭が開催で所属声優11人全員が盛り上げた


 『響10周年記念 響ファン感謝祭』夜の部が24日、神奈川・カルッツ川崎で開かれ声優・橘田いずみ、三森すずこ、佐々木未来、愛美、伊藤彩沙、西本りみ、尾崎由香、相羽あいな、紡木吏佐、遠野ひかる、進藤あまねが登壇した。


 『BanG Dream!』プロジェクトや、『けものフレンズ』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』といった人気作の主要キャストなどを輩出している芸能プロダクション『響』。そんな同社所属の女性声優全員が一同に会するというスペシャルイベントとなる。この日は、昼・夜の2公演が同所で行われるものとなった。


 今年9月から同社に所属したという新人の進藤が影ナレーションを担当。カミカミな進行だったが、ファンから温かい拍手が送られ、むしろ場内の雰囲気を和ませる。そして、進藤以外の10人が音楽に乗せて登場。1人ずつ所属した年と出身地を自己紹介するという、同社の雰囲気が伝わってくるようなオープニングとなった。


 イベントは次々とコーナーを開催。まずは、バラエティー番組『恋のから騒ぎ』に似せた『響のから騒ぎ』から。事前にアンケートで集められたという質問に答えていくものとなり、『人生を変えた、もしくはオタクに引きずり込まれた原点のアニメ』という質問に紡木が勢いよく『家庭教師ヒットマンREBORN!』を挙げれば、相羽は『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げるなど、人となりを感じさせる。


 『昨日の晩ごはんは?』という質問もあり、脱力するキャスト陣に三森は「こういうことないと、みんなのプライベートを聞けないし」と説得力のあることを言いつつ、三森自身は「カレーうどんを食べました」と、告白したり、愛美もカレーショップでカレーを食べたと、気の合う回答も。


 さらに、『学力テストをしたい!』というテーマもあったが、相羽が「私まあまあいいところまでいける」と、猛アピールしたものの「ちょっと待って!原付きの免許2回落ちてるんでしょ!」との声が飛び、相羽はタジタジになりながらも「学力と原付きの免許は違う!」と、声を絞り出し笑いを誘っていた。


 続けては『チーム対抗!ご褒美争奪バトル!!』と題して、紅組(佐々木、愛美、伊藤、遠野、紡木)、白組(橘田、西本、三森、尾崎、相羽)に分かれて3番勝負のチーム戦を開催。『大縄跳び対決』では紅組・白組とも20回以上跳ぶなど競技として盛り上がったが、年齢をネタにした紅組は入念な準備運動を欠かさない姿を見せる一幕もあった。“かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ”を言う『早口言葉リレー』、『スプーンリレー』と、こういったイベントでは王道の競技が行われ、白組が勝利。


 この賞品のプレゼンターに進藤が登場。実は進藤がまだ14歳の中学生であることが明かされ、キャスト一同衝撃を受けたり三森からも「度胸もすごいし、(ポテンシャルも)未知数だよ」と、言わしめる逸材で、尾崎も「ピュアさで負けちゃいそう……」と、戦々恐々といった様子だった。


 イベント後半はキャスト陣による『カラオケコーナー』が開催。5人掛けのソファーが2脚、タンバリンやマラカスなども用意されるなど本格的なカラオケスタイル。10人で腰掛けながら、橘田は「最初は『4人から増やさない』と木谷(高明)さん言ってたのに」と、過去を振り返りここまで同社が拡大したことに感慨深げななかコーナーが始まった。


 トップバッターは伊藤×相羽が勢いよく手を上げ、『ももいろクローバーZ』の『行くぜっ!怪盗少女』。テンポのいい楽曲の間奏では、なぜか2人による格闘戦が行われ笑いも巻き起こるものに。2番手は、愛美×三森となり、『アナと雪の女王』から『とびら開けて』を役割分担も完璧な感じで愛美の“イケボ”も聴けるなかラブラブな雰囲気でデュエット。


 橘田×佐々木による中森明菜の『DESIRE』。西本×遠野による『JUDY AND MARY』の『そばかす』。尾崎×紡木による大塚愛の『さくらんぼ』と続き、それぞれ、個性の出る楽曲とパフォーマンスで、観客を魅了することとなった。


 あっという間に終演間際に。遠野が「同じファミリーに入れて頂いてありがたいですけど、負けないように頑張らないといけないなと思いました」と、切磋琢磨していくことを誓ったり、相羽は「響になれてよかった!」と、絶叫することも。尾崎は「個性の強い先輩方に囲まれて、私も個性出さないといけないなって」と、先輩たちを見習う(?)ことも。


 三森は、「こんなにたくさんの後輩もできて嬉しい感じですが、声優事務所なので、今度やるなら朗読劇もやりたいなって、本業を忘れてはいけないと(苦笑)。We Are Not “芸人”(笑)!でも、カラオケ楽しかったです!」と、メッセージを送ったり、佐々木は「この『響』という事務所は愉快な事務所になったなって思います。長く長く、愛してもらえれば」と、呼びかけ、最古参の橘田は「1人ずつ増えて、いま11人になってお母さんみたいな気持ちです。『響』は家族感が強いと思いますので、こんな場所ができて嬉しいです。日々一同、声優として頑張ります!よろしくおねがいします!」と、スピーチ。最後の最後はキャスト・観客一体となり、「We Are “響” Family!」と、コールして熱気にあふれるまま終演を迎えていた。


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情報提供元: News Lounge