ダンスボーカルユニット『PrizmaX』で俳優・森崎ウィン(27)が25日、都内ホテルで映画『My Country My Home』及び連動テレビドラマ製作発表記者会見に出席した。
NHKグループの日本国際放送とミャンマーの民間地上波チャンネル『Myanmar National Television』による共同製作作品。高田馬場を舞台に、日本とミャンマーという2つの国の間で揺れるミャンマー女子高生のひと夏の青春ストーリーが描かれる。監督はミャンマーのアカデミー賞で男優賞、女優賞、脚本賞を受賞し若い層から支持を集める女性監督チー・ピュー・シンが指揮をとり、主人公・ナン役はミャンマーのトップ女優ウィッ・モン・シュエ・イー。ほかにもミャンマーの豪華俳優陣が出演するが、森崎はそのなかでナンの前に現れるミャンマー人でありながらポップスターとして活躍する木村アウン役を演じる。
森崎はまず自身とミャンマーとの関係性から話を切り出し「僕はミャンマーで生まれ育ちまして、小学校4年生のときに日本に来ました。それまでずっとおばあちゃんと住んでいたので、僕にとってはミャンマーも日本も平等に祖国なんです。こうやってミャンマーと日本をつなぐ架け橋の第一歩となる作品に出演できて、おばあちゃん孝行できるチャンスを頂いて嬉しいです」と、喜びを口にした。
そのおばあちゃん孝行について、森崎は「ミャンマーで作品の記者会見をしたときに、おばあちゃんに会ったんですけど、まず真っ先に『(肌が)焼けた?』『痩せた?』と言われて。その瞬間に、映画にかんして嬉しいというより僕自身の体を一番に心配してくれているというのが伝わってきて。ミャンマーにはちょっとしか居ることができなかったので、また電話してちゃんと報告したいなと思っています」と、やりとりを明かしていた。
また、森崎といえば来年公開のスティーブン・スピルバーグ監督の作品にオーディションで合格し出演も決まっているが、そのことに質問が飛ぶと「海外でいろんな経験をさせて頂けるチャンスをもらえたということは僕の中では嬉しいことです。正直、英語がペラペラなわけでもないので、現場に行ってつらかったことも多くてそのときに周りの方に支えられているんだなって。つねに感謝という気持ちを忘れちゃいけないなということを感じています」と、体験を通しての実感を語った。
映画『My Country My Home』は2018年2月上旬にミャンマー国内の劇場で公開予定!なお日本での公開は未定となっている。