サイバードが提供している累計会員数1700万人の女性向け恋愛ゲーム『イケメンシリーズ』の人気タイトル『イケメン戦国◆時をかける恋』。今年4月に2.5次元舞台として『イケメン戦国 THE STAGE~真田幸村編~』が上演され人気を博した。
そんな『イケメン戦国◆時をかける恋』の舞台最新作『イケメン戦国 THE STAGE~織田軍 VS “海賊”毛利元就編~』(脚本・演出:宮城陽亮)が今年8月30日から9月3日に博品館劇場で上演!同作のキャストである毛利元就役・原嶋元久、織田信長役・小笠原健、明智光秀役・橋本全一、徳川家康役・杉山真宏がエンタメサーチバラエティ番組『プレミアの巣窟』(フジテレビ、7月24日深夜放送予定)に出演すると聞き、収録後の彼らを直撃し舞台のことを尋ねた。
まずは、衣装を着てみての感想を尋ねると、原嶋は「派手だなって……」とつぶやくと小笠原が「ちょっと予算のかけ方違うよね(笑)!」と、さっそくイジり、場を和ませる。
本作では小笠原と杉山は前作に引き続き同じ役で続投しているが原嶋と橋本は初参戦。そこで2人にキャラクターのことを尋ねてみると原嶋は「格好いいなって。僕が割と最初、優しくて後々、意地悪なタイプ。仲良くなればなるほど意地悪したくなるという感情があって」と、元就が“性悪説のスタンス”という設定と似ているのだとか。
一方の橋本は「僕自身はミステリアスではないと思っているんです。でも、(周囲から)変なやつと言われて(苦笑)」と、こちらも自分では意識していなくても光秀に通じるものがあるそうだ。
前作を通してみて、小笠原と杉山は殺陣がとにかくスピーディーで見どころだったと熱弁。そこで、小笠原に殺陣のコツを原嶋と橋本へ向けて語ってもらうと、「殺陣もお芝居で、相手との呼吸を合わせることですね。それを速くしているだけなんです。ただ刀を合わせているだけじゃ意味がなくて、そこに感情を乗せて、何のために戦っているのかを込めないといけない。たとえば、『憎しみがある』『天下を取る』という感情も乗せると格好いいんです。そこにドラマがあって殺陣だけで泣けたりしますから。それで、あるシーンで殺陣が速すぎたので、殺陣師の方に『速すぎて、お客さんに伝わらないんじゃ?』と聞いたことがあったんです。そうしたら、『何をやっているか見えないくらい速くて、何だったんだ!?というのをやりたいから』ということで、4手撃っていてもそれが合わさって1手になるんだと感じて勉強になりました」と、実体験とともにアドバイスし、2人も真剣に聴き入る姿も。
とはいえ、それだけ熱が入ったとしても小笠原は、「無理はしないこと。格好良くしようとして無理するとね。極力安全を優先というか、ケガをしてできませんとなると元も子もないので。それは殺陣師の方も言ってました」と、プロとしての心構えもしっかり伝えていた。
さらに、前作の稽古の雰囲気を尋ねると、小笠原は「基本的に若い男ばかりが集まっていたので、男子校みたいでワイワイといった感じですね」とワチャワチャしているといったノリのようだった。
なお、10日時点では台本はまだ手にしておらず7月末から稽古に入るとのことなので、物語を予想してもらうと小笠原は「前回は顕如や武田軍が信長を討つということで来ましたけど、今回、最強の布陣で元就1人なんで余裕かな」と、ニヤリ。これに原嶋も「中から絆を引き裂くという話を聞いているので、もしかしたら何人か俺側に来るかもしれないですよ。織田軍で潰しあって……」と、負けておらず、先が楽しみな話で盛り上がっていた。
そして稽古へ向け、小笠原から「とにかくいい舞台にしようと一致団結しています。新しいキャストもいるし力を合わせて助け合って頑張っていきたいです!殺陣も『いいもの観たな』というところまで行きたいですね」と、意気込んでいた。