3月8日、東京・豊島区のサンシャインシティ噴水広場で、「いけぶくろ防災フェスタ2017」(主援:一般財団法人日本気象協会、UR都市機構)が行われ、平日にもかかわらず大勢の小さいお子さんを連れた親御さんから、時間帯によってご年配の方から学生まで多くの買い物客が参加した。
同フェスタは、芸術・文化の多様な魅力があふれる池袋で、まちづくりとともに防災についてもっと身近に、もっとわかりやすく家族みんなで楽しく学べるイベント。主催団体が展示するブースや、市民参加型の無料体験イベント(イザ!カエルキャラバン!)など盛りだくさんのプログラムが催された。
独立行政法人UR都市機構が東池袋の造幣局跡地に防災公園を整備するなど街づくりにかかわっておりました。また、一般財団法人気象協会が防災啓発活動「トクする!防災」プロジェクト※1を展開していたことから、手を携えて防災啓発のイベントをやろうということになった。
独立行政法人UR都市機構のスタッフの一人は、「春の火災予防運動(3月1日~7日まで)や東日本大震災のあった3.11というタイミングの中で、やはり防災意識を高めていただくイベントをやるならば、この時期にというのはありました。また、幅広い年齢層の方に、我々の活動は『こういったものだよ』と、わかりやすくお知らせできれば」と、趣旨を説明した。
※「トクする!防災」プロジェクトとは
日本気象協会が推進する、“必要だとは思っているけれど、なかなか実践できない防災アクション”に対し、ちょっとしたおトク感や気軽さをプラスする取り組み。日頃から防災対策への興味・関心を高め、最終的に自分や家族の身を守ることができる備えをしながら、安心につなげていくことを目指している。
【実施プログラム】
◆主催者プログラム
・UR都市機構:防災公園の使い方に関する参加型ワークショップ(造幣局地区を対象)
紙芝居「みんなの公園(仮題)」
・一般財団法人日本気象協会:防災アプリ「わが家の防災ナビ」の紹介、アンケート、防災クイズ
◆「トクする!防災」協賛企業プログラム及びプレゼント
・井村屋株式会社:「えいようかん」等の試食体験、販売
・アルファー食品株式会社:アルファー化米等の試食体験
・ビクトリノックス・ジャパン株式会社:マルチツールを活用したミニワークショップ
・コールマンジャパン株式会社:「タフドーム」等の展示
・FDK株式会社:富士通アルカリ乾電池をプレゼント※2
・株式会社明治:「明治ほほえみキューブ」や「メイバランス」をプレゼント※3
※2と※3は、プログラムに参加しスタンプを4つ集めると、抽選でもらえる
◆イザ!カエルキャラバン!プログラム
(1)ジャッキアップゲーム
なまず人形の下敷きになってしまったカエル人形を、ジャッキを使って救出体験をする。
(2)防災人形劇「おたま劇場」
オタマジャクシとカエルの人形劇を披露し、小さな子どもにも親しみやすく防災の知識と知恵を伝える。シナリオは、池袋バージョンをスタッフみんなで考えたという。
(3)紙食器づくり
チラシや新聞紙を折って紙食器をつくる。水が不足する避難生活の食事で役立つ。
(4)持ち出し品なぁに?クイズ
災害時に備え各家庭で用意してほしい非常持ち出し品を覚える暗記クイズ
◆ツクモル by Toshimaプログラム
オリジナルデコホイッスルづくり
ホイッスルは防災のみならず防犯にも役立つグッズ。そんなホイッスルにシールを貼って、どうぶつや面白いキャラクターなどにデコレーション。ハギレを使ったファブリックロープも一緒に作って通せば、ホイッスルのストラップやネックレスの完成。