女児向け人気TVアニメ『プリパラ』初の公式親衛隊(ファンクラブ)イベント昼の部が29日、神奈川・横浜のはまぎんホール ヴィアマーレで開かれ、真中らぁら役・茜屋日海夏とその妹の真中のん役・田中美海がトークや歌で、ファンを魅了した。
時間になると、フリフリのアイドル衣装に身を包んだらぁら&のんとして現れ、「親衛隊のみんな盛り上がっていってね!」と呼びかけると10月からのOP『Brand New Dreamer』から。手つなぎの歌唱や息を合わせてのジャンプ、歌詞のように2人で目と目を合わせての歌唱をなど息ピッタリの振付を見せた。
そこからトークパートへ。田中は「プリパラのイベント初めてなんですよ。緊張するんです。こんなにフリフリな衣装も初めてです」と、少し表情も硬かったが、ファンからの温かい声にどんどん和らいでいく様子も。
まずは、『プリパラ姉妹会議』なる2人で今後アニメで出てきてほしいあれこれを発表するコーナーが開催。茜屋が自身の趣味という“イプニング娘。”なるユニットで18人という大人数のメンバーを書き込み、「CGのスタッフの方ごめんなさい(笑)」と、笑うことも。田中は“アキパ電波系”なユニット『ゴビ☆砂漠』として南みれぃ、黄木あじみ、白玉みかん、のんら語尾があるメンバーをチョイスし、「(紫京院)ひびき様なら倒れるかも」と、笑いながら説明していた。さらに、そのユニットでの衣装なども描くこととなった。
続けて、観客から事前に集めた質問に答える『プリパラ質問コーナー』へ。自分の演じているキャラクター以外でやってみたいキャラクターという茜屋によると「これは定番(笑)」という話や、のんを演じるにあたってらぁらを意識しているかへ、田中は「自分のことをあたしと呼んだり、影響を受けています。ひみたす(茜屋)のらぁらを演じる時に『えーっ!』という驚きのやつは意識してますよ」というと、茜屋は「ちょっと似てると思ってた!」と、2人で盛り上がることも。
さらに、好きな楽曲になると、田中は「そふぃの『太陽のflare sherbet』が良かったんですけど、最近は『Tricolore(トリコロール)』の曲も良くて」と、変遷を語り、茜屋は「あろまとのみかんの『アロマゲドン』の『でび&えん☆Reversible- Ring』良いんです!あろまとみかんは正義ですよ!それに、『ガァルマゲドン』の新曲の『アメイジング・キャッスル』もいい曲で、ハロウィンにもピッタリです」と、アピールしていた。
話は尽きず、アフレコであった面白い話へは、ライブ時にガヤが発するセリフが楽しいという茜屋は、「私、じゅのんが出てきた時に『じゅじゅじゅじゅじゅ!!』って言ってて(笑)。好きだからこそ素に戻っちゃうんですよ」というと、田中は「私はそれを後ろから見て笑ってました」と、ほのぼのした感じの光景もあったそうだ。
後半はライブパートとなり、茜屋がゲーム版オリジナルソング『トイトイテイル』&『GOGO!プリパライフ』をメドレーで、田中が『かりすま~とGIRL☆Yeah!』を。そして、普段は南みれぃ(cv:芹澤優)とらぁらのコンビが披露している『ま~ぶるMake up a-ha-ha!』をのんとのバージョンで披露。こちらは、2人で息ピッタリの動きを見せ、茜屋は「みれぃちゃんがいまごろ白目向いているかも」と笑うと、田中は「みれぃ先輩!すいませ~ん!」と楽しげで、初づくしのクオリティーの高いプレミアムな歌唱を見せていた。
また、イベントの終盤では第4弾となる劇場作品『劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!』を2017年3月4日より新宿バルト9ほかにて上映することが発表!今回の舞台は田中によると宇宙ならぬ「“ぷちゅう”です!」と明かし、茜屋も「コズミック姉さんみたい!」と、コメントも飛び出しラストに『Make it!』を披露していた。
昼の部終了直後には、2人が囲み会見を開き、イベントを終えて茜屋は「どういう感じなのかとか想像もつかなくて2人でドキドキしていたんですけど、お客さんも普段聴けない曲を楽しんで頂いて、たくさん楽しんで頂いて、本当にみなさんプリパラが好きなんだなというのが伝わってきました」と、感想を口にすると、田中は「のんちゃんをどうやって受け入れてくれるかなと思ったんですけど、コスプレしている女の子もいてプリパラが好かれているんだなというのを感じました」と、ファンからの温かい声に感激していたよう。
そんな田中へ、茜屋は「さすが“みにゃみ”だし、さすが妹ののんだなって。画面からそのまま出てきたような感じです。そこにのんがいました」と、目を細め、その出来へは「100点です!でも、まだポテンシャルがすごいと思っています」と、期待を寄せる。
逆に田中は茜屋へ「みんなを盛り上げてて、お姉ちゃんに負けないぞと思いました」とのことで、自己採点は「30点ぐらいだったんで、夜の部頑張ります!」と、巻き返しを誓っていた。
発表された劇場版については、茜屋は「『プリティーリズム』シリーズから受け継いできたものが、どんどんオリジナルでやらせてもらえるようになってプリパラでできることが広がってきたのが嬉しいです」といい、田中は「TVもぶっ飛んでますけど、映画はもっとぶっ飛んでいるから第4弾はどうなるんだろうって予想つかないです」と、実感を。
作品はぷちゅうのさまざまな惑星にプリパラの素晴らしさを伝えるため、ぷちゅうツアーに出発するという部分が公開となったが、現時点で2人が想像する展開や設定を尋ねると、田中は「分かんないけど、戦ったりするのかな(笑)?」と言ったり、茜屋は「プリパラ星みたいなプリパラだけの星があったりして」と、自由に発想して笑い合っていた。
田中から「本当に楽しくて、プリパラの愛が伝わってきました。どういう風に熱を伝えているのかなと思ったら、本当に素晴らしいなプリパラはと感じています」というと、茜屋は「ファンクラブという形で少人数というか近い距離ですごい楽しくて。ずっと一緒に姉妹をやってきたおかげか、すごい安定感でした」と、お互いのコンビネーションを楽しんでいたようだった。
■セットリスト
M1:Brand New Dreamer(らぁら&のん)
M2:トイトイテイル→GOGO!プリパライフメドレー(らぁら)
M3:かりすま~とGIRL☆Yeah!(のん)
M4:ま~ぶるMake up a-ha-ha!(らぁら&のん)
M5:Make it!(らぁら&のん)
■劇場作品『劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!』情報
○キャスト
真中らぁら(cv:茜屋日海夏)
南みれぃ(cv:芹澤優)
北条そふぃ(cv:久保田未夢)
東堂シオン(cv:山北早紀)
ドロシー・ウエスト(cv:澁谷梓希)
レオナ・ウエスト(cv:若井友希)ほか
○スタッフ
総監督:森脇真琴
監督:大久保政雄
脚本:ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン:原将治
CGディレクター:乙部善弘
音響監督:長崎行男
アニメーション制作:タツノコプロ
配給・宣伝:エイベックス・ピクチャーズ
製作:劇場版プリパラKS製作委員会
(C)T-ARTS/syn Sophia/劇場版プリパラKS製作委員会
公式 HP: