人気声優でアーティストの内田彩が26日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでツアーファイナル公演『LIVE TOUR 2016~a piece of colors~』を開き、集まった5000人のファンを熱狂させた。
今年8月13日に日本武道館公演も決まり人気の内田が、今月5日の仙台PITを手始めに、19日のNHK 大阪ホールとツアーを展開。そのファイナル公演となる。
開演前から場内は熱気にあふれ、場内にかかる楽曲にときおり観客からのあいの手が入ったりと、楽しげな感じ。
そして生バンドをバックに白いワンピース風衣装で現れた内田は、1曲目を『スニーカーフューチャーガール』からスタート!緑色のサイリウムが場内に揺れ、観客のヴォルテージを一気に最高潮へ叩き込む!
ツアータイトルの『a piece of colors』という通り、楽曲ごとに観客も曲に合ったサイリウムの色へ調整し、カラフルなステージとなる。
序盤のMCでは、緊張のあまり後の曲に13曲目の『最後の花火』で立てるはずだったマイクスタンドを早くも自身で用意してしまうお茶目さを見せたり、水がおいしいかの観客との掛け声をどうするかで盛り上がることも。なお、ツアーでのイメージカラーも解説されることになり、仙台がずんだのイメージから緑、大阪は元気なイメージからオレンジ、そして横浜は夜景やおしゃれさをイメージして紫となったことが明かされる一幕もあった。
3曲目の『Sweet Rain』からは生バンドに合わせて7曲連続歌いっぱなしだったが、内田もどんどんテンションが上がっていったのか6曲目の『Growing Going』では、観客と一緒にタオルを力いっぱい振り回したりと、パワフルそのもの。
バンドなしの楽曲でも、10曲目の『Party Hour Surprise!』では先月28日の公演以来のソロダンスナンバーを披露したりと、観客の気持ちをアゲる演出も散りばめる。再びの生バンド演奏が入った16曲目の『キリステロ』では場内が赤いサイリウム一色でで燃え上がるなか、内田と観客による絶叫のようなコール&レスポンスもあり、一体となったパフォーマンスに会場が揺れた。
アンコール前楽曲となった『Blooming!』では、これまでイメージカラーがピンクだったが、今回のツアーから、観客の好きな色をという内田からの逆のリクエストも。
そしてアンコール。最初は「アンコール」という掛け声だったが、いつしか内田の愛称の「うっちー」コールに。アンコール後は、帽子をかぶり、ピンクの上着にシースルーの白のスカートと、ポップな感じのコーデで。『ドーナツ』を歌い終えた後、アンコールの観客の大合唱へ、「みんなの声が大きくて、ここまでやってきて本当によかったなって。ツアーは3ヶ所回りましたけど、本当に楽しいツアーでした」と、感慨深げに振り返った。
遠くのファンへ心を込めた『ハルカカナタ』の歌唱後、ラストは『アップルミント』を熱唱。ファンも最後とばかり、声を振り絞る。これに、内田も感激で、声が上ずってしまうこともありつつ、歌い終えると「ツアーを通して、こんなにライブって楽しいなって改めてみんなに感じさせてもらいました!ありがとうございました!次は日本武道館に会いに来てください!!」と、ニッコリ笑顔を見せ、名残惜しそうにしつつ投げキッスを飛ばすサービスを見せ、会場を後にした。
■セットリスト
M1:スニーカーフューチャーガール
M2:Breezin’
M3:Sweet Rain
M4:Let it shine
M5:Go!My Cruising!
M6:Growing Going
M7:color station
M8:オレンジ
M9:Sweet Dreamer
M10:Party Hour Surprise!
M11:Floating Heart
M12:Merry Go
M13:最後の花火
M14:Like a Bird
M15:絶望アンバランス
M16:キリステロ
M17:Blooming!
EN1:ドーナツ
EN2:ハルカカナタ
EN3:アップルミント