株式会社バンダイナムコエンターテインメントは昨年より、全国の子どもたちから“アソビ”のアイデアを募りカタチにしていくプロジェクト「地元アソビつくり隊!」をスタートさせています。

第2弾となる今年は大分県在住の兄妹、大友亮仁(あきひと)くんと心晴(こはる)さんが考えた「すきっちゃ!!動物となかよし♡」が優秀賞に選ばれ、3月20日には大分県立美術館でお披露目セレモニーが行われました。

「すきっちゃ!!動物となかよし♡」は、ドーム型のブース内にあるプロジェクターを操作する体験ゲームです。プレイヤーは、専用スティックを使って、制限時間内に画面の中に出てくる動物をタッチして元気づけたり、ゴミを拾ってあげたりして、得点を重ねていきます。ステージは4つあり絶滅危惧種の生物をタッチすると高得点、特定外来種をタッチしてしまうと減点され、クリア後に合計得点によるランキングが発表されます。

ゲーム中は、大分の県鳥であるメジロや天然記念物のニホンヤマネ、絶滅危惧種に指定されているオオサンショウウオなどが登場。生き物の生態とともに、県の自然や環境保護の大切さを学ぶことができます。

“地元への想い”がカタチに

大友兄妹はアイデア実現のため、バンダイナムコエンターテインメントサポートのもと企画会議などにも参加。まずは大分県に住む絶滅危惧種から調べていきました。また、ゲームのルール、登場する生き物の住処、設定などは大分大学理工学部の永野昌博准教授が監修しています。

小学4年生の心晴さんは「公園でパンを食べていたらトンビが私のパンを狙っていた。お腹が空いていてかわいそうだと思ってこのゲームを考えた。みんながこのゲームをやることで、町からゴミが消えてトンビが森へ帰ってお腹いっぱいになったら嬉しい」と、ゲーム考案のきっかけを話しました。

また、同プロジェクトを推進している坂本純一氏は「子どものピュアな優しさに溢れたアイデア。地元の自然環境の勉強にもなるというのも選考のポイントになった」と述べました。

「すきっちゃ!!動物となかよし♡」は大分県立美術館にて、期間限定で体験設置されています。地元のことがよく調べてられており、多くの人が楽しみながら絶滅危惧種を知ることができるゲーム。生き物を守る、自然を守ることで地元を良くしようという子どもの想いがカタチになっています。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 【地元アソビつくり隊!】大分の小学生兄妹が優秀賞!生き物救うオリジナルゲーム「すきっちゃ!!動物となかよし♡」