株式会社カーコンセントコスト代表・矢野康二氏の「信頼の方程式」とは！？
テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストはYouTubeを活用し、欧州車を中心とした高級車の販売を行う「株式会社カーコンセントコスト」代表取締役・矢野康二さんです。
宇賀なつみアナウンサー（以下、宇賀）：「YouTubeで試乗ということですが、それは乗っている気分で見られるという事ですか？」
矢野康二さん（以下、矢野）：「私がいろんな車に乗っていて、何が面白いかっていうのはいまいち分からないんですけど、車が好きな人にはすごく楽しんで見ていただけているようなんですよ。」
宇賀：「プロモーションビデオじゃないですけど、そういう乗りたくなるような動画を作って配信しているっていう事ですか？」
矢野：「そうですね。」
宇賀：「それって確かに見てみたら楽しそうですけど、買うっていうところまで行くんですか？」
矢野：「これがね、行くんですよ。配信後一時間半で『購入します』みたいな。けっこう普通ではない事をやっていますね。」
宇賀：「いろんな業種、企業がこれからオンラインで販売していかなきゃいけないっていう流れになっていくのかなって思うんですけど、大事なポイントっていうのは何になるんですか？」
矢野：「映像とかそういったものから、信頼っていうものをどう得るかが大事だと思うんです。『信頼の方程式』というのを昔から手帳に書いているんですけど、『信頼=専門性×親密度を不安で割ったもの』っていうのがあるんです。不安を下げるっていう事と、親密度を上げるっていう事と、専門性を上げるっていう事。これをやると必然的に信頼を得られる。どうやったら不安を解消できるか、中古車の何千万もする車を買われたりするわけですから、それを機能はどうなのかとか、走った感じどうなのかとか、お客様がどういう事を不安に感じるかっていうのを動画の中で代弁してあげる。あとはその車が入ってきたら、最初に自分が乗る。アドリブで全部やるんですよ。『うわっ』とか『あっ汚いっ』とか。」
宇賀：「そうやって素直にリアクションしているからこそ、信用してもらえるというか。」
矢野：「そうだと思いますね。なので、作った言葉を使ってないですね。」
矢野：「全部の人を顧客にするって難しいと思っていて、メリットを感じてもらえる人の所に、自分の情報とかそういったものが行くようにと思いますね。」
宇賀：「別に万人受けしなくてもいいわけですもんね。」
矢野：「そうですね。そういうところがあると思います。」
宇賀：「7年前にこれに気付いていたのはすごいですね。」
矢野：「7年間やっていて、5年間はほとんど何の反応も無かったですよ。私の会社の名前がカーコンセントコストなんですけど、YouTubeのチャンネル名って私の個人の名前なんです。自分のアカウントで『こういう説明をしています。よかったら見てください。』ってやっていたのを公開していたので、みんなが見るようになったっていう。」
宇賀：「でも個人名だったのが逆に良かったのかもしれないですね。会社名だとちょっと営業っぽくなっちゃうっていうか。個人名でやっていると、本当にこの人好きで詳しいんだ、とか、ちょっと覗いてみたくなるとかがあるかもしれないですね。」
矢野：「なるほど。そうかもしれないですね。」
宇賀：「矢野さんの今後の展開は何ですか？」
矢野：「今、私は福岡で会社をやっていまして。地域とか場所とかに捉われずに、どこの世界の車でも取り扱えるというようなことをやっていきたいと思っています。今、アプリの開発をやっていて、あとは5Gになることで『仮想ショールーム』っていうのを作れると思っていて。目の前にあるような感覚で実際に車を見ることができるもの。こういったものをやると、業界の車屋さんとかですね、活用して頂けるような新しい可能性を打ち出すことができるのかなと思います。」
宇賀：「車の買い方も変わっていきそうですね。」
矢野：「そうですね。すでに変わってきていると思います。」
テンカイズ
TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。
FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能
テンカイズ公式ページ：https://www.tbsradio.jp/488165
Twitter：@TBS_TENKAIZU
株式会社カーコンセントコスト
URL：http://www.carconcentcost.co.jp
株式会社カーコンセントコストは輸入車（新車・中古車）の販売及び買取り、委託販売、注文販売、並行輸入などを事業として行う会社。その他にも会員制ガレージサービス、車検整備、修理板金・塗装、損害保険代理店などの業務も行