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ダイビングやビーチリゾート情報が手に入る国内最大イベント「マリンダイビングフェア」が8月21日から23日の3日間、都内で行われました。イベントには日本から4〜5時間でアクセスでき、世界有数のダイビングスポットでもあるフィリピンの政府観光省が出展。様々な企画で来場者を楽しませていました。
ダイビング、ビーチ、グルメが揃ったフィリピンを訪れる日本人観光客は2010年から増え続けており、昨年は68万人超を記録。これは、リゾート地セブ島のネームバリューやビジネスでマニラを訪問する日本人が多いことから、空路が整備されたことが要因と言われています。
しかし、フィリピンの魅力はセブ島、マニラだけではありません。セブ島西のネグロス島にあるドマゲッティやアメリカ旅行雑誌で世界最高の島と評価されたボラカイ島、サーファーの聖地シャルガオ島など、日本にはまだ馴染みの薄い観光地がまだまだあるのです。
イベント当日は、ボホール島の現地スタッフと直接リモートでつないだリアルタイムリポートも。「ボホール島はセブ島やマニラと比べると人が少なく、安心して滞在することができます。知名度は低いものの、ビーチはどこよりも美しいのでは。ダイバー、家族、女性の一人旅など様々な人が楽しめるスポットです」と話していました。
ダイバーにとっては日本語が通じるのもポイント。「ダイビングは日系ショップも多く、すぐ仲間になれます。初心者からベテランまでが十分楽しめるのがフィリピンのダイビング。コロナ禍で伊豆半島や紀伊半島に行く人が増えているが、収束したら早く行こうと思っているダイバーも多いのでは」と話すのは、セブ島でダイビングショップを運営するブルーコーラルの下釜宏さんです。
イベントではマリンダイビングアワード表彰式も実施。フィリピンは海外ダイビングエリア部門で1位を獲得しました。フィリピン観光省東日本代表のニール・バレステロス氏は「フィリピンはダイビングの聖地として日本、アジアからだけでなく世界中から人気を集めています。今は厳しい状況ですがその分、海やサンゴ礁が綺麗になっています。GOが出たらぜひ、フィリピンの魅力を体感してほしい」と語りました。
3月末からのロックダウンでセブ島などは一時、活気を失っていました。まだ予断を許さない状況ですが、現地スタッフらは収束した際スムーズに観光ができるよう、準備を始めています。
コロナ収束を願いつつ、早くフィリピンに行きたくなるようなイベントでした。